Nick Schofield – Ambient Ensemble

遠く離れたピアノ、ヴィンテージのシンセ、ゆったりとした自然の残響の中で響く色あせたオーケストラ・アレンジ。カナダの作曲家でありシンセサイザーの大家であるNick Schofieldのambient Ensembleは、彼のソロ活動をアンサンブルで拡大し、コンテンポラリー・クラシカルやエレクトロニック・ミュージックに彼の特徴であるアンビエント・エッセンスを加えたもの。

前2作（『Water Sine』、『Glass Gallery』）がシンセサイザーを中心としたソロ作品であったのに対し、『Ambient Ensemble』では、スコフィールドのピアノ即興演奏を中心とした賑やかなグループ・プレイを展開。コントラバス、フレットレス、温かみのあるヴァイオリン、心地よいヴォーカル、そしてクラリネットの和やかなアクセント。アンビエント・アンサンブルは、自然の要素と直感的なコンポジションによって構成された、Nick Schofieldによるアコースティックな作品群。