ARTIST : Mork
TITLE : Dypet
LABEL : Peaceville
RELEASE : 3/24/2023
GENRE : blackmetal, deathmetal
LOCATION :
TRACKLISTING :
1.Indre Demoner
2.Forfort Av Kulden
3.Svik
4.Et Kall Fra Dypet
5.Hoye Murer (feat. HJELVIK)
6.Bortgang
7.Avskum
8.Tilbake Til Opprinnelsen
2021年に発表された「Katedralen」に続き、多作なThomas EriksenがMorkの6枚目のスタジオ・アルバムを発表した。細部まで作り込まれたアトモスフェリックで重厚かつアンセミックなダークネスが特徴的なアルバム「Dypet」は、悪夢のようなサウンドスケープの中に陰鬱で緊張感のあるタペストリーを作り上げている。この曲は、Morkの基盤である氷のように冷たい催眠ブラックメタルの本質を保ちつつ、新しいアイデアとサウンドを追求し続けるEriksenのソングライターとしての進化を自然な形で表している。
タイトル曲のインスピレーションとコンセプトは、H.P.ラヴクラフトのクトゥルフ神話をアレンジしたもので、この例では、海岸に何世代にもわたって「ドラウゲン」(ノルウェーの伝説上の海の幽霊)を崇拝してきたカルトがいるというノルウェーのシナリオに変えている。残りの曲は、死、裏切り、憎しみ、内なる悪魔、人間嫌いなどのテーマを探り、アルバムのダイナミックで重苦しい生地の中に細かく織り込まれている。
Dypet」は、Eriksen自身が演奏、録音、ミキシングを行い、Freddy Holmがエンジニアリングを、Enormous Door (Darkthrone) のJack Controlがマスタリングを担当している。Høye Murer」は元KvelertakのHjelvikがゲストボーカルとして参加している。
また、フランスのアーティストDavid Thiéréeが、前述の「Draugen/Cthulhu」のテーマから着想を得て、実にふさわしいアートワークの傑作を発表している。
Morkは2004年にThomas Eriksenによって作られ、設立から2013年のデビュー・アルバム「Isebakke」までは主にサイド・プロジェクトとして活動していた。以来、コンスタントなリリースとライブ活動により、同業者からの強い支持を受け、近年のノルウェー・ブラック・メタルのトップ・アクトとして正しくその名を轟かせた。