ARTIST : Klaus Johann Grobe
TITLE : Io tu il loro
LABEL : Trouble In Mind Records
RELEASE : 3/22/2024
GENRE : indierock, kraut, psychedelic
LOCATION : Zürich, Switzerland
TRACKLISTING :
1.Highway High
2.Getting Down To Adria
3.Never Going Easy
4.When You Leave
5.Try
6.Bay Of Love
7.Io Sempre Si Tu
8.Better Do
9.You Gave It All
スイスを拠点とするデュオ、Klaus Johann Grobeの前作ロング・プレイヤー『Du bist so symmetrisch』(2018)から6年が経過し、彼らが長い道のりを歩んできたことがお分かりいただけるでしょう。シカゴを拠点とするTrouble In Mind Recordsからの4枚目のアルバム『Io tu il loro『は、2014年にKlaus Johann Grobeがデビュー・アルバム『Im Sinne der Zeit』の全貌を思いついた場所とほぼ同じ、人里離れたスイスの渓谷の一番奥にある山小屋で2週間かけて書かれました。最初は単純にまた音楽を作ろうと思って始めたことが、すぐに真剣に新しいアルバムを作ることに変わりました。一旦決定すると、全体は割とすぐに完成し、2022年末に再びDavid LanghardのDala Studioでレコーディングされました。
必要だったのは、本当の意味での休憩だけ(ダニとセヴィは2022年に山で会うまで、グローブ関連の仕事は一切していない)。ぼんやりとしたビジョンとソフトな制限のあるアルバム。彼らがすべての作品を寛容に振り返り、そして正しいと感じたものへと進んでいくのが何となく感じられるでしょう。この9曲は、微笑みたいのか泣きたいのかわからないような、メランコリックな温もりに満ちています。ある人はこれをタイムレスと呼ぶかもしれないし、ある人はオヤジ・ロックと呼ぶかもしれない……まあ、大衆向けのディスコではないのは確か。
ディスコはない?シンコペーションのシンセもない?ジャーマンなし?リバーブなし?グローブは?
時間をかけて、あなたはKlaus Johann Grobeが消えていないことに気づくでしょう。