2013年以来、デンマークのカルテットKalahaのサウンドは、ブラジルのサンバ、アナトリアン・ロック、アフリカン・ハイライフ、デザート・ブルース、コンテンポラリーな西洋エレクトロニック・ミュージックなど、世界中の音楽文化のるつぼを特徴としており、批評家やレコード愛好家から高い評価を得ています。6枚目のアルバム「Nordhavn」は1月26日にApril Recordsからリリース予定。
このアルバムは2022年にリリースされた「Tutku」に続くもので、Aarhus jazz OrchestraとヴォーカリストのHilal Kayaとのコラボレーションで、70年代のトルコ音楽のサウンドを讃えています。バンドの新作は、初期のインストゥルメンタル・カルテット・サウンドへの意識的な回帰を示すもの。
12月の雪の降る2週間、コペンハーゲンの古い工業港であるノルドハウン（Nordhavn）の外岸で録音された9曲のオリジナル曲を通して、カラハは故郷へのオマージュを捧げ、急速に高級化する街の記憶にも敬意を表しています。
サイケデリック・ロック、アシッド・テクノ、サーフ・ロック、インド古典音楽のタンプラ、ダブ、70年代フュージョンなどなど。
スクルージング・シンセサイザー、脈打つディレイ、フィールド・レコーディング、そして没入感のあるプロダクションが、すでにエネルギッシュだったライブ・カルテットのサウンドを、生命よりも大きく、紛れもなく現代的なものへと増幅。Kalahaのダンサブルなグルーヴとキャッチーでワールドワイドなメロディーの数々を流れるように聴かせる一方で、より注意深く聴けば、熟練したジャズ・ミュージシャンシップ、巧みなインプロヴィゼーション、経験豊かなソングライティング、そして豊かなハーモニー・パレットが、その根底にさりげなく存在していることがわかるはず。
