Ka Baird – Bearings: Soundtracks for the Bardos

Ka Bairdの『Bearings： Soundtracks for the Bardos』は、ニューヨークを拠点に活動するヴォーカリスト、マルチ・インストゥルメンタリスト、コンポーザーの恍惚としたライヴ・パフォーマンスの要素を、ミニマルで臓腑に響くコンポジションに絡めたもの。このアルバムの11の楽章は、自身の多重性によって定義される変幻自在の呼び声として現れ、厳格なコンセプチュアリズムと音楽的技巧に翻弄された状況と悲しみの感情的な結末。コンテンポラリー・アヴァンギャルド・コミュニティーの隅々から参加者を集め、Randall Dunnの深みと奥行きをミックスした『Bearings』は、深遠な抽象性と集中力を備えた作品であり、その中で音の要素、構造、意味がひとつの統一された形に到達しています。