HTRK, Damsel Elysium, Tarawangsawelas – Latency at Villa Medici

Latencyは、HTRK、Damsel Elysium、Tarawangsawelasによる委嘱作品の特別コレクションで10周年を祝う。この3人のアーティストは、2023年6月26日にローマのVilla Mediciの美しい庭園で開催されたレーベル・ナイトで披露された個々のサウンドスケープを制作した。

メルボルン出身のHTRKは、Jonnine StandishとNigel Yangからなるデュオ。Ghostly、Boomkat、N&J Blueberriesといったレーベルからリリースしてきたディスコグラフィーを持つジョニンとナイジェルは、過去10年間に実にユニークなサウンドを作り上げてきた。彼らのパフォーマンスは、シドニー・オペラハウスやRewireなど様々な場所で見ることができる。

ロンドンを拠点に活動するDamsel Elysiumは、サウンド、ビジュアル・アート、パフォーマンスの領域にまたがる多面的なアーティストである。即興的なコントラバス、ヴァイオリン、ピアノ、オリジナルのフィールド・レコーディングを駆使し、物理的空間や自然とのオルタナティブなつながりを探求している。FKA Twigs、Celeste、Cktrl、Matt Maltese、London Contemporary Orchestraなどのアーティストとコラボレーションしている。

Tarawangsawelasはバンドン出身のインドネシア人デュオ。彼らは、豊作を祝う儀式に使われる西ジャワの伝統的なスンダ楽器、タラワンサの名手だ。タラワンサウェラスは、弦楽器と一連のエフェクト・ユニットを組み合わせることで、瞑想的で催眠的な楽曲を生み出し、同時に伝統音楽をより多くの聴衆に親しみやすいものにしている。