Nextlifeのコンピや10周年記念コンピで ‘8 Bit Shit’ や ‘Icemaster’ をリリースしたHeaveeが、初のフルレングスEPでレーベルに帰ってきた。
Heaveeはシカゴ出身のクィア・プロデューサーで、TeklifeからLPをリリースし、Sinjin Hawkeと Zora Jonesとのコラボレーションで Fractal Fantasyからリリースし、DJ Rashadとの共同制作である ‘It’s Wack’ が Grand Theft Autoにフィーチャーされ、DJ Spinnと共に Kelelaのリミックスを手掛けるなど、その活動は多岐に渡る。
彼は、VGMの影響を受け、シンセサイザーを多用した波打つフットワークの変異株を慎重に開発し、 ‘Audio Assault’ で輝きを放っている。この作品は、ムーディーで滑るようなシンセのメロディー、自信に満ち溢れた力強さ、リラックスしたハーモニーの瞬間、そしてトリッピーで予想外のプロダクションが盛り込まれた、エネルギッシュなコレクションである。ヴィンテージ・ジョーカーのパープルサウンドを知るリスナーは、ヒービーのサウンドパレットに多くの共通点を見いだすことだろう。
このEPは、VGMのサウンドトラックを意識して作られた。彼は、「嵐の前の静けさ、対決、戦い、そしてその余韻など、一連の戦闘の瞬間をそれぞれのトラックでスコア化し、ムードとペースを切り替え、ダンサーとリスナーを飽きさせないようなスパーリングをする」ことをイメージしている。