ARTIST : GUHTS
TITLE : Regeneration
LABEL : New Heavy Sounds
RELEASE : 1/26/2024
GENRE : noiserock, doom, postmetal
LOCATION : Brooklyn, New York
TRACKLISTING :
1.White Noise
2.Til Death
3.The Mirror
4.Handless Maiden
5.Eyes Open
6.Generate
7.The Wounded Healer
ニューヨークを拠点に活動するGUHTS(発音は「ガッツ」)は、「アヴァンギャルド・ポストメタル・プロジェクトであり、深くエモーショナルな音楽を通して、人生よりも大きなサウンドを提供する」と自らを宣言。その願望は、デビュー・アルバム『Regeneration』の形で十分に実現されています。
音楽的には、『Regeneration』はパワフルで強烈な楽曲の数々。
スラッジの中をシートのようにゆっくりと動くコード。
突き刺さるようなきらめきから意地悪なものまで、高いギター・ライン。グルーヴのないドラム。
パレットを広げるストリングス、ピアノ、シンセ。
アトモスフェリックなスラッジ、メタルゲイザーかもしれないが、The VelvetsやSonic Youthから続くニューヨーク・ノイズの系譜へのリンクもあり、その過程でポスト・ハードコアの一種になりつつ、そのヘヴィネスによってメタルとのつながりも獲得。ポストメタルの域を超えた創造的な実験のいかさま。
そしてもちろん、最初に耳に飛び込んでくるのは、Amber Gardnerの信じられないほど催眠術にかかったようなヴォーカル。
このアルバムについて、ヴォーカルのアンバーはこう語っています。
再生は自己再生の力を象徴しています。再生を通して、変化は力を与え、新しい面が現れるようになります。それは勇気を与え、変容させるプロセスであり、恐怖を克服するよう他者を鼓舞するものです』。
つまり、『Regeneration』は大胆かつ驚くべきデビュー作であり、その幾重にも重なるレイヤーを深く掘り下げれば掘り下げるほど、リスナーは報われ、魅了されることでしょう。