Goat – The Gallows Pole: Original Score

ARTIST :
TITLE : The Gallows Pole: Original Score
LABEL :
RELEASE : 7/7/2023
GENRE : , ,
LOCATION : Norrbotten County, Sweden

TRACKLISTING :
1.Let It Burn
2.Mind is Like the Sky
3.Field Raga
4.Jazzman
5.The Gate Is Open (The Temple Lies Within)
6.Vallåt
7.Fill My Mouth
8.Gathering of Ancient Tribes

は、2017年のイギリスのインディペンデント・ホラー映画「Double Date」のスコアに続き、2枚目のサウンドトラック・アルバム「The Gallows Pole」をリリースする。

「The Gallows Pole」は、Shane Meadows( シェーン・メドウズ)が脚本と監督を手がけた3部構成のElement Pictures制作で、英国ではBBC Twoで放送されており、全エピソードがBBC iPlayerで視聴可能だ。

このアルバムには、スコアの新曲5曲とシェーン・メドウズがバック・カタログから選んだ既存曲3曲が収録されている。
ベンジャミン・マイヤーズの原作小説のテーマとイメージは、スウェーデン北部の辺境の村コーピロンボ出身のバンドを中心に、当初から匿名性の神話を培ってきたバンドの神秘的で異教的な美学に完璧にフィットしているようだ。

18世紀のヨークシャーの田舎町を舞台にしたこのシリーズは、英国史上最大の詐欺事件となったデイヴィッド・ハートリーとクラッグ・ヴェイル・コイナーズの実話に基づく架空の物語を描いている。

2018年に単独シングルとしてリリースされた際にBBC 6Musicのリスナーの支持を得た、タリスマニックな「Let It Burn」がサウンドトラックの冒頭を飾る。この曲は、メドウズがシリーズを制作する際に重要なインスピレーションを受けた曲のひとつであり、各エピソードを締めくくる。

最初のオリジナル・トラック「Mind Is Like The Sky」は、包み込むようなドローンでシーンを設定し、7分間に渡って陰謀と恐怖を暗示する。「Field Raga」はこの曲調を引き継いでおり、ストリングスとドローンがフルートの響きにつながる。「Jazzman」では指弾きのギターが加わり、牧歌的なグルーヴへと展開していく。

アルバムの壮大な中心は「The Gate Is Open (The Temple Lies Within)」で、9分半かけて展開される東洋風のラーガだ。そして「Vallåt」は、催眠術のようなカランコロンとした音とチャイムが心地よいコーダを奏でる。

GOATは、伝統的な方法で絵のために作曲するのではなく、創造的なプロセスに違ったアプローチで取り組み、次のように説明した: 「最初の頃は、本を読んでインスピレーションを得て、その振動を感じ取り、それを音楽に変換していた。

シェーン・メドウズは、普段の仕事ぶりと同様、このシリーズを編集する際、インスピレーションを得るためにソーストラックと新しい楽譜を使用した。2004年の『デッドマンズ・シューズ』のクラシック・シンク・サウンドトラックに遡るように、彼のプロジェクトには音楽が深く組み込まれている。

GOATはすでにメドウズの作品、特に『ディス・イズ・イングランド』の様々な作品のファンであり、彼にとっての音楽の重要性を理解していた: 「音楽は、彼がしてきたことすべての中心的な部分」であり、このプロジェクトについて話を持ちかけられたとき、それを「天の恵み」と表現した。

このプロジェクトはまた、GOATに継続的なインスピレーションを与え、その結果、カットされなかったが、将来のリリースの基礎となるかもしれない音楽がさらに生まれた。「フィルムを使って作業するのは抽象的で異例な方法に見えるかもしれないが、あのセッションからは面白い音楽がたくさん生まれた」とバンドは語った。

現存する最後の2曲は、コンピレーション・アルバム『Headsoup』の追加トラックとして2021年にリリースされた「Fill My Mouth」と、セカンド・アルバム『Commune』から収録されたライブで人気の「Gathering of Ancient Tribes」だ。時には、その結果を聞く(見る)のが一番だ。GOAT自身が結論づけているように、「音楽は言葉で簡単に説明できるものではない」のだ。「The Gallows Pole」のスコアは、7月7日にデジタルとBandcampでリリースされ、2024年にはレコード盤がリリースされる予定だ。