Eric Copeland & Josh Diamond – Riders On The Storm

ARTIST : Eric Copeland & Josh Diamond
TITLE : Riders On The Storm
LABEL : Post Present Medium
RELEASE : 9/23/2022
GENRE : house, experimental
LOCATION : Brooklyn, New York

TRACKLISTING :
1.TA
2.Thick Shake
3.Blob
4.Bender
5.FIIK
6.Distant Duos
7.Tequila
8.Sandman

不器用で豪快な子犬のようなベースライン。首筋をくすぐるギターの音。まばたきしないテクニカラーな瞳が目に浮かぶようなマリンバのジリジリとした浮遊感。友達がドアをノックするように、一斉に鳴り響くスネア。これらは、が過去2年間かけて交換した断片的なビートとビジョンであり、磁気的でロマンチックで全く恥じることのない塊が、’Riders on the Storm’ という泡のような喜びに積み重なったものである。

この二人は、そう、広大さ、超越、息苦しさで知られている。EricはBlack Diceの創設メンバーであり、音量、ミスディレクション、異質な言語を武器とする。JoshはGang Gang Danceの創設メンバーで、その呪われたような濁った探究心は、リスナーを無限の、取り返しのつかない啓示へと引きずり込む。このような経歴を持つ彼らのコラボレーションは、かゆいところに手が届くような不透明なモノリスとして期待するのは自然なことだろう。2022年のクソと恐怖の中で、そのようなものに憧れるのは当然とさえ言える。しかし、その軽やかな心、くねくねとした動き、そしてもだえ苦しむような “Riders” は、実は私たちが必要としているレコードなのだ。

ジョシュはこのアルバムの軽さについて、「意図的なものだ」と言う。「外で起こっていることの反対を作りたかったんだ。Ericは、未完成のアイデアを共有し、Joshの創造性を信頼する自由を思い出しながら、この解放感と反転の感覚を補強した。誰も競い合うことなく、お互いのためにやっていたんだ。完成した音のやりとりは、まるで笑いに満ちた会話のように展開し、ジョシュとエリックはそれぞれ相手の改良と再構築を頼りにしている。この信頼と寛容さにおいて最も注目すべきは、二人がリスナーをその中に招き入れ、誰もがこの自由奔放なダンスの一部となることに成功したことです」

‘Riders on the Storm’ は、Mary StaubitzとRuss Waterhouseの2020年のプロジェクト「Distant Duos」に参加したの最初のフルレングスコラボレーションである。録音とミキシングはIvan Berko (Hidden Fees, Ghost Exits)の指導のもとで行われた。Black DiceとGang Gang Danceでの活動に加え、EricとJoshは共にソロ・アーティストとしても活動している。