Eartheater – Powders

エレクトロニックな実験とアコースティックな質感の間を変幻自在に行き来するアースヒーターは、長い間、浸食と石灰化、そして変成の無限の可能性というテーマを掘り下げてきました。新しいアルバム’Powders’では、彼女のキャリアのあらゆる段階におけるアイデアが錬金術的な力によって結びつけられ、その結果、彼女の実践は再構成に適した微粒子へと溶解。その結果、アースヒーターは豊饒な岐路に立たされ、ポップなソングライティングと歌詞に磨きをかけ、これまでで最も鮮明な状態に。

‘Powders’は、ハリウッドのサンセット・サウンドの神聖な壁の中で、その最初の形とビジョンを生み出しました。変異したダンス・ミュージック、飾り気のないフォーク・バラード、トリップ・ホップ、トーチ・ソング的なポップ・ソングクラフトなど、変幻自在に移り変わるプロダクション。’Powders’ は、ソングライターとしてのEartheater自身の雑食的な嗜好と、Yves Rothman、Sega Bodega、Lecx Stacy、Casey MQ、Elliott Kozel、Tony Seltzer、Luis Aponte、Isaiah Barr、Sammy、Kiriといった彼女の安定した共同プロデューサーやプレイヤーから様々なエネルギーを引き出した作品。これまでのアルバムでは、Eartheaterのヴォーカルはエフェクトで歪んだり、マルチトラックのレイヤリングで分厚くなったりするのが一般的でしたが、『Powders』では、彼女の特徴である魅惑的なマルチオクターブのメロディック・ランをミックスの前面に押し出し、新たな純度とディテールで彼女のパフォーマンスを際立たせています。