Damos Room & Lyam – EIN EP

Accidental JnrのRoom 2シリーズに、Damos RoomとLYAMによる実験的なサウンドとポストクラブ的な屈折感を持つEPが帰ってきた。EIN (Everything Is Noise) は、ハードウェアの故障で失われたプロジェクトの散乱した残骸から引き出された5曲で、幸せな事故の典型例といえるだろう。

ロンドンを拠点とするトリオ、Damos Roomは、過去に廃棄された音楽素材を長編リミックスに作り替える可能性を探る隔月プロジェクトとして、2020年にDR Viewingsシリーズを発足させた。自分たちのリジェクト音に加え、Polyop、The Organ Project、Lixoなどの作品を手がけてきた彼らは、ラップ、クラブ、サウンドシステム文化の交差点で活動するイギリスのアーティスト、LYAMとの第5弾の企画をスタートさせた。トラックやサウンドの交換は行われましたが、2021年半ばにハードディスクの故障によりプロジェクトは頓挫し、Damos Roomにはアイデアのスケッチが数枚残るのみとなりました。データ消失後の数ヶ月間、彼らはこれらのスケッチを再検討し、ライブパフォーマンスやRadio Alharaでの放送でいくつかの素材を再利用し、LYAMと共同で過去のリミックスの残骸をこのEPで聴けるトラックにリミックスすることを決定したのです。

LYAMは、プロジェクトの初期段階において、Damos Roomがすべてのサウンドに適用しようとした解釈の言葉である「スーパーフューチャー」というタグを付けて、彼らの最初のサウンドを提供しました。EINを構成するフランケンシュタインの最終結果においてさえ、この言葉は重みを持つ。タイトル曲の140ステップや’Slurr___y’の突然変異的なエレクトロには、冷静なリズムの集中が見られますが、これらの瞬間は、ずれたサウンドデザイン、干渉、予想外の余談に囲まれ、Damos Roomの名刺代わりになりつつある不遜さとウィットをもって伝えられているのです。