Clube Tormenta – O Som Do Labirinto

ARTIST : Clube Tormenta
TITLE : O Som Do Labirinto
LABEL : Nyege Nyege Tapes
RELEASE : 7/29/2022
GENRE : afro, electronica,
LOCATION : São Paulo, Brazilian

TRACKLISTING :
1.177th – Final Início
2.Digestivo – Vasca
3.Mundoscuros – Carne Viva
4.Alada – Running
5.MTMA – O Pesadelo
6.Odete – Cemitério
7.177th – Together
8.Fkoff1963 – Sonata dos Sonhos
9.Alada – Precisão Cirúrgica
10.Fkoff1963 – Labirinto
11.Digestivo – Refúgio
12.Alada – Tension
13.Bruxax – Scream
14.!luuli – Ooh The Horror

ブラジルの首都サンパウロを拠点とするTORMENTAは、この街の豊かでカラフルな音楽遺産にオルタナティブなヴィジョンを長年提供してきました。DIYパーティー、クリエイティブエージェンシー、レコードレーベルとして活動するTORMENTAは、サンパウロに挑戦的なサウンドを持ち込み、Fkoff1963、177th、Digestivoといったブラジル人アーティストたちの楽曲をリリースしてきました。彼らの音楽は自由奔放で、ポップな編集や動揺したハードダンスが、不規則なヘビーメタルや浮遊するアンビエントドローンと摩擦している。社会的良心と期待に対する中指がある限り、何でも可能なのだ。

2019年、TORMENTAは「Nyege Nyege Festival」のオンライン版のために短編映画をまとめた。執拗なホラー映画ファンで構成されたスタッフなので、方向性は明確だった。”O Som do Labirinto”(迷宮の音)は、謎の集会を検証しようとするジャーナリストを中心とした、恐ろしくてサイケデリックなオーディオビジュアル体験である。VICEの有名な「Fish out of Water」シリーズを横目で見ながら、この映画は主人公を一連の過酷な精神的試練を通して地獄に引きずり込み、TORMENTAの血まみれの道具箱のような拷問的サウンドを伴っている。

このフルレングスのサウンドトラックは、彼らのホラー映画への深い造詣と、映画音楽の力をついに発揮したものとなっている。クラブミュージックのDNAはそのままに、John Carpenterのシンセサイザー、お化けピアノのループ、Lustmordのようなダークアンビエントのドローンなど、フランケンシュタインのモンスターのようなサウンドに仕上がっている。Aladaの’Running’はお馴染みのフーバー・ベースと血も凍るようなローエンド・ランブル、スパースで推進力のあるキック、MTMAの’O Pesadelo’は「Evil Dead」の小屋で壊れた時計とオルゴールのようなサウンド、177thの’Together’はバッドトリップのLorenzo Senniみたいなビートレスなレイブ賛歌、そしてBruxaxの’Scream’はRob Zombie映画と一緒に並べても良いほどの完全スラッジ・メタルなフリークアウトとなっています。

‘O Som Do Labirinto OST’ は、ジャック・オ・ランタンを持ち、血まみれのナイフを振り回す死体ペイントのブラジリアン・エクスペリメンタル・クラブ・ミュージックである。恐るべし。