Christopher Alan Durham & The Peacetime Consumers – Kicks or Macabre

ARTIST : &
TITLE : Kicks or Macabre
LABEL :
RELEASE : 8/18/2023
GENRE : , , ,
LOCATION : Detroit, Michigan

TRACKLISTING :
1.Newest Thing
2.Dizzy Land
3.Bite Down
4.Suburban Girl
5.Shoot Through Me
6.Party Store Suicide
7.C Street Blues
8.Turn to Jade
9.Trips

DIYスレーズ・ロックの子分たちよ、地下室から這い上がって喜べ。中西部のアンチフォーク・ヒーロー、 (The Bibs, All Gone Recs)が、愉快なメンツを引き連れてフルレングスで登場。Spacecaseやといったレーベルからカセットや7インチをリリースしてきたCADにとって、この ‘Kicks or Macabre’ は彼自身の名義でリリースする初のLP作品であり、私たちはそれだけで満足だ。

現代のデトロイトとその周辺で録音されたこのレコードは、Destroy All MonstersのYoutubeビデオ、自動販売機のスナック菓子、トラック運転手のスピード&モルト・リカー、そして我々のパトロンであるJim Shepards、Pussy Galores、Gibson Bros、その他数え切れないほど存在する、ガラガラと音を立てて転がる地下室の聖人たちの後ろと前の地面の花粉を混ぜた食事で育ったと思われる主人公から期待される、ストリートを歩くチーターのようなエネルギーを確かに持っている。 …しかし、待てよ、まだまだある。

ダーハムと彼の信頼するPeacetime Consumers(元Quilt Boy/Roachclipの仲間たち)は、いつもより太く、境界線の*ソウルフル*(? !)のジャンクなシック・ブルーズを作り出している。それは、まるでリーン・ドランクのFlamin’ GrooviesかGulcher/Richie時代のKVのようで、彼のハッピーでゴー・ラッキィな、自信に満ちた屈託のないドープネスを、スラムの主人に追い詰められた偏執的な一匹狼の必死の緊迫感と置き換えたとしたら…ほら…そのバッグにはバットを詰めるだけの草も残っていない…。

しかし、バンドは演奏を続け、ダーラムがアメリカのサブ・アンダーグラウンドの主役として長い間発展してきたことが「Kicks」でピークに達したと証明されたなら、私たちはこのような良い席に座れたことを幸運に思うべきだろう。この劇場は、彼自身の奇妙で小さな中流階級の悲劇を歌った劇場であり、多くの場合、包括的でどうしようもなく大きな/悪い時代を振り返るのではなく、より小さく、より理解しやすく、より感じやすい良い時代を振り返る。

さらに幸運なことに、彼はまだ始まったばかりなのかもしれない。