Carl Stone – Electronic Music from 1972​-​2022

ARTIST :
TITLE : Electronic Music from 1972​-​2022
LABEL :
RELEASE : 8/4/2023
GENRE : ,
LOCATION : Tokyo, Japan

TRACKLISTING :
1.Three Confusongs (1972)
2.Ryouund Thygizunz (1972)
3.Vim (1987)
4.Noor Mahal (1987)
5.Flint’s (1999)
6.Morangak (2005)
7.Ngoc Suong (2003)
8.L’Os à Moelle (2007)
9.Walt’s (2022)
10.Kustaa (2022)
11.Merkato (2022)

1972年から2022年までののエレクトロニック・ミュージックは、1972年にストーンがプロとして発表した初期の作品(「Three Confusongs」と、後にZ’EVとして知られるStefan Weiserの声と詩をフィーチャーした「Ryound Thygyzunz」)から現在までの50年間の作曲活動の枠組みを作ろうとするものである。このコレクションは、決定的な歴史としてではなく、むしろ前の2つのアーカイヴ盤と並べて使うための補足的なものである。これは同時に、Carl Stoneの永遠の70歳の誕生日を記念するアーカイバル・リリースであり、アーカイバル・アートのドキュメントでもある。混乱させるような反復とレイヤリングの精神から、アーカイブのアーカイブと呼ぼう。

ストーンの活動は、カルアーツの大学院でレコード盤をテープにダビングして保存するという、反復的なアーカイブ・プロセスから生まれた。ルネサンスやエレクトロニック作品から世界中の音楽まで、おそらく1万枚に及ぶアルバムの中から、彼は複数のディスクを同時に再録音しなければならず、偶然の衝突や偶然の一致を生み出した。

それ以来数十年間、彼はこのプロセスを作曲する様々な方法を探求し、既存のトラックやフィールド・レコーディングといったファウンド・サウンドが形になるような時間的エンベロープを作り出してきた。彼が使用するテクノロジーは変化し、サンプルは分類できないほど多様化しているが、一貫しているのは、既存の音の断片を使って時間的経験を整理することへの関心である。

時間から切り離された時間をコラージュのように構築するストーンの作品は、アーカイブの記録は、変化から保存された文書や、生きている記憶や使用の中にあるのではなく、それらの相互作用の中にあることを示唆している。