Brin & Dustin Wong – Texture II

ARTIST : &
TITLE : Texture II
LABEL :
RELEASE : 8/11/2023
GENRE : , ,
LOCATION : Los Angeles, California

TRACKLISTING :
1.Texture I: Bespoke Trapeze
2.Texture II: Slick Current
3.Texture III: Elevator
4.Texture IV: Things Changing into Other Things
5.Texture V: Sunset Chime

‘Texture II’ は、(ダスティン・ウォン)と(ブリン)の共同制作によるデビューLPである。文字通り言えば、’テクスチャーI’ は存在しない(リービング・レコードの全作品を聴く人は恐れる必要はない!)。しかし、ここに収録されたトラックは、2人の実験的ミュージシャンの間の継続的で容易なコラボレーションを物語っている。’Texture I’(単数形)のトラック “Broken Trapeze” からメディアレスで始まるように、理論的なシリーズ、’Texture I’ が存在してもおかしくない。ここでは偶発的なユーモアが支配し、ミニマリズムという言葉は適切ではないが、小さな物事の質、調整、そして最終的な解決に私たちが敏感になる世界であり、繊細な音のジェスチャーがしばしば歓迎すべき感情の解放をもたらす。

ウォンの長寿番組『Dublab』でのライブ、即興、コラボレーション・セッションから生まれたこの作品は、2人のミュージシャンにとって、キャリアの中で最も直感的な作業関係のひとつである。まさに相思相愛だ: ウォンのギター歴とブリンのドラム歴(特にヘヴィ・ミュージックでの在籍歴)は、このコンビにふさわしい。Texture IIの5曲は、概して清らかで好奇心をそそるが、断続的に不協和音のような(まるでドップラー効果のような)パーカッシブな合成音の雨が突然降ってくる。

ウォンは、このアルバムの作曲とレコーディングの大部分を占めた即興セッションを、一連のダイアローグとして語っている。入念なキュレーション(要素の緩やかな足し算と引き算)によって、曲の外側の境界線がマッピングされ、(緩やかに)日の光の中に引きずり込まれる。

2023年8月11日にカセットとレコードでリリースされる ‘Texture II’ は、ジャズ、ミュジーク・コンクレート、アンビエント、そしてある種のポスト・インターネット的な真摯さを融合させた、ヌルヌルした(しばしば湿ったような)飽きのこないレコードだ。これらは触覚の領域にある歌であり、変化し、モーフィングし、踊りながら自分たちの喜びを表現している。