Black Flower – Magma

5人組のハイブリッド・ジャズ・バンド、Black Flowerがニューアルバム ‘Magma’ をグルーブ感溢れるベルギーのレーベル、Sdban Ultraからリリースすることが決定した。

ブリュッセル在住のサックス奏者／フルート奏者／作曲家の Nathan Daems（Echoes of Zoo, Dijf Sanders）が率いるこの5人組は、Mulatu Astatke、Fela Kutiや様々な西洋音楽の伝統から影響を受け、エチオジャズ、アフロビート、サイケデリア、オリエンタルが混ざった活気に満ちた、催眠効果の高い作品に仕上がっています。

Black Flowerは創造力の絶頂にあるバンドである。2019年のアルバム ‘Future Flora’ に対して、Mojo、Songlines、BBC Radio 6 Musicの Gilles Peterson、BBC Radio 3のMusic Planet、Worldwide FM、jazz FMなどから熱い賞賛を受けており、次作の ‘Magma’ では、Black Flowerがバンドの最も新しいメンバー、カレル・クエレナエの新しいシンセとオルガンサウンドを受け入れています。アルバム冒頭のタイトル曲 “Magma” では、彼のキーボードが渦を巻くような茶目っ気たっぷりの音を奏で、その影響は最初から伺い知ることができる。他の曲では、シャッフルするようなドラムパターンと、フルートを使った空飛ぶような “O Fogo” は、質感とフローに富んでいます。

ドライブするリズムと東洋の影響を受けたメロディーは、マグマのように、表面への道を見つけたときに現実的で強固なものになる喜びの豊かな源として機能します。それは、このアルバムの創作過程を表す完璧なメタファーだ。シンガーソングライターのメスケレム・ミース（2021年モントルー・ジャズ・タレント・アワード受賞）は、春の水のように澄んだボーカルで「モーニング・イン・ザ・ジャングル」を歌い、トランスを誘発する脈打つ「ディープ・ダイブ・ダウン」は、喜びのプロセスを続ける。

プロダクションには信頼の厚いフレデリック・セガーズ、アートワークにはロンドンを拠点とするビジュアルの名手ライムンド・ウォン（Total Refreshment Centre）を迎え、バンドのサイケデリックで探検的なアイデンティティが、「マグマ」が深いところから表面へと上昇するための鍵となる要素をすべて盛り込んだ作品に仕上がっている。マグマがロックになるように、創造的なプロセスがレコードに固まったのだ。

ミュージシャン仲間で精神的な子分は、コルネットに Jon Birdsong (dEUS, Beck, Calexico)、ドラムにSimon Segers (Absynthe Minded, De Beren Gieren, MDCIII) 、ベースにFilip Vandebril (Lady Linn, The Valerie Solanas) 、キーにKarel Cuelenaere (John Ghost)がいる。