ARTIST : Bees Made Honey in the Vein Tree
TITLE : Aion
LABEL : Magnetic Eye Records
RELEASE : 8/18/2023
GENRE : postmetal, doom
LOCATION : Stuttgart, Germany
TRACKLISTING :
1.Aion
2.Divergence
3.Threatening
4.Consonance
5.Courtyard
6.Excavation
7.Scouring the Land
8.Grey Wels
水は浸透性がありしなやかに見えるが、一瞬にして凶暴で残忍になる。ドイツのサイケデリック・ドゥーム・コンテンダー、Bees Made Honey in the Vein Treeのサード・アルバム『Aion』にとって、水は完璧なエレメンタル・テーマである。リリックでは、水は生命を与えるものであると同時に、よりダークで不吉な側面も持っている。音楽的には、BEES MADE HONEYは、漂うような静けさから荒れ狂うパワーへと移り変わる、広々としたダイナミックな楽曲を提供している。潮の満ち引きのような絶え間ない動きが、間延びしたギター、ドキドキするようなベースライン、滴るようなドラムフィルに反映され、響き渡るクリーン・ボーカルがその頂点に立つ。アルバム・タイトルは、ギリシャ語の “ἀιών (aiṓ) “に由来する。”aiṓ “は「永遠」と訳され、英語の “aeon “で「時代」を表すようになった。BEES MADE HONEY IN THE VEIN TREEは2014年にドイツのシュトゥットガルトで結成された。幼少期から共に育ち、アカデミックなバックグラウンドを持つ4人のメンバーには、結成当初から明確な目標があった。それは、破砕的なドゥーム・メタルのリフと、ポスト・ロックやサイケデリック・ロックの球体的なサウンドを対比させること。BEES MADE HONEYは、2017年のデビュー・アルバム『Medicine』で彼らの音楽的テンプレートを築き、進化し続けるサウンドの強固な土台を提供した。2ndフルアルバム『Grandmother』(2019年)は、低めのチューニング、密にレイヤーされたエフェクト、より速いパッセージ、よりハードなヴォーカルによって音の地平を広げた。ドイツ勢はまた、国内外でライブ活動を開始し、継続的に聴衆を増やし、2022年には『Harvestmen (live)』のレコーディングとリリースに至った。BEES MADE HONEY IN THE VEIN TREEが “Aion “で創り出す果てしない時間の海を、帆を張って滑走し、きらめく音の星々と永遠の美しさを垣間見る時が来た。