Astrid Cordes – Baby’s Still Asleep EP

デンマークのシンガー・ソングライター、Astrid Cordes（アストリッド・コルデス）が、絶賛されたEP3部作の第3弾「Baby’s Still Asleep」をリリース。ほろ苦い物語であると同時に、人生を大きく変える出来事の1つである出産を受け入れ、完全に身を委ねる物語でもあるのです。

「子供が生まれるまで、自分の感情を一度に活性化させるようなことは経験したことがありませんでした。突然、すべてが不可能に思え、それでも完全に明白で、美しくて恐ろしい。それはあなたに力を与え、強さを与え、そして今まで以上にあなたを弱くします。それはすべてであり、同時に無でもあるのです」

これは、母親になった経験をこう語るアストリッド・コルデス。デンマークのシンガー・ソングライターにとって、この体験は人生を大きく変えるものであり、勇気づけられるものでした。その結果、正直で複雑な肖像画が生まれ、野心的なEP3部作としてまとまった作品群となったのです。

エレガントでありながら、「Stop Dreaming」のような曲では残酷になり、アストリッド・コルデスは文字通り個人的、芸術的な夢をあきらめてしまうのです。彼女曰く

「”Stop Dreaming “は精神的、芸術的な非常事態。というのも、今ほどクリエイティブなときはないからです。イライラするような感情に触発されて、ピアノの前に座って30分もかからずに曲を書きました。”Stop Dreaming”は、人生の夢や目標をあきらめそうになったことのある人へのほろ苦い敬意の言葉です」

’Stop Dreaming’のような曲には解放的な正直さがあり、アストリッドの才能を疑うのであれば、見事なコーラスでの完璧なボーカルを聴いてみてください！また、彼女の最新シングルは、全米のオルタナティヴ・ラジオ局P6 BEATのラジオ・サポートを受けており、過去にリリースされた3部作のEPはいずれも、大手音楽メディアGAFFAの5つ星レビューで絶賛されています。

コルデスがプロデューサーのヤコブ・ブロンドルンドと共同で制作した「Baby’s Still Asleep」では、新たな音楽の道を開拓。これは「Stop Dreaming」で聴くことができ、おなじみのオルタナティヴ・ポップがダークでオーガニックなディスコ・ドライブでバランスをとっています。クラシカルなハープがダイナミックで躍動的なシンセのテーマへと変化する「Surrender」、そしてホーンと鍵盤による止めどないクラウト・ロックのビートが陶酔的なクライマックスに向かって踊り出す「Stop Dreaming」。

”Surrender”は、他の人生に憧れるのではなく、自分の人生を生きること。夢見ることに没頭していたら、現実にはどこにも行けないでしょう。一方、現実に身をゆだねれば、それがどんなに不公平で混沌としているように見えても、成長し、遊び、生きる可能性があることに気づくでしょう。

この『Baby’s Still Asleep』で、アストリッド・コルデスは、初めて母親になり、親になるという普遍的な物語を語る3部作を完成させました。それは敗北と勝利の人生経験であり、何よりも人間の誤りを受け入れ、人生における最大のもの、そしてそれがもたらすすべての混乱と愛に身を委ねることなのです。

この3部作は、10月27日にリリースされる『Hurry Up and Kiss Me While the Baby’s Still Asleep』というタイトルのレコード盤に収録される予定。また、アストリッド・コルデスはこの秋、デンマークで全国ツアーを行う予定。