Aili – Nandakke?

ARTIST :
TITLE : Nandakke?
LABEL :
RELEASE : 2/23/2024
GENRE : ,
LOCATION : Belgium

TRACKLISTING :
1.Nandakke?
2.Babychan
3.Yubikiri
4.Fashion
5.Ichibansen
6.Takoyaki
7.Up & Down
8.Gari Gari
9.Oyasumi
10.東京 2023

万華鏡のような音の暴動、『Nandakke?』シュールなエレクトロ・ポップ、陽気なエレクトロニカ、ハウス・ミュージックなど全10曲を収録したこのアルバムは、アイリ・マルヤマとオーソン・ウーターズが、高い評価を得たデビューEPの期待以上のものを見せてくれる多幸感溢れる作品。

ヴィンテージのシンセサイザーをふんだんに使い、オーソンのスタジオで6ヶ月かけてレコーディングされた『Nandakke?』リフやリズムを交換し、サウンドやサンプルを互いにぶつけ合い、アイリとオーソンは音楽に身を任せたのです。その結果、荒唐無稽なアイデアと大胆で遊び心に満ちた実験に満ちたアルバムが完成。

何より、『Nandakke?』に流れる爽快な発見感。アイリの父親がたこ焼きのレシピを語る脈打つようなエレクトロ・ポップ・ナンバーがあれば、次はアップ&ダウンのような爆発的なエネルギーを持つワークアウト・ソング。

確かにアイリは、再び彼女独自の日本語バージョンで歌っている自分を発見して驚きました。

「デビューEPで日本語は卒業したと思っていたのですが、どうやらそうではなかったようです。「スタジオにいるときはいつも、日本語が飛び交っていました。複雑な言語ですが、私はそれを使って遊ぶのが大好きなんです。

「私は7歳で東京を離れたので、ネイティブ・スピーカーではない人間として気づくことがたくさんあります。でもある意味、それがこのアルバムの全体的なフィロソフィーと、オーソンと私がどのように一緒に仕事をしているかを要約しているんです」。

二重性という概念、所属していながら離れているような感覚、2つの世界の間にいて自分自身の世界を創り出すという感覚は、ナンダッケ?

「言葉を探しているときに言う言葉で、知っているけれど言い方を忘れてしまったというような意味です。文字どおり、父とずっとそうやってコミュニケーションをとっていました」と丸山。「日本に行ったときに感じるのは、言葉は知っているし、話すこともできるけれど、まだ語彙が足りないということ。そのギャップを『Nandakke?』がいつも埋めてくれています。歌詞はすべて、日本語を話そうとする7歳の子供の気持ちから生まれています」。

アイリが父親とのギャップを埋めるために何年もかけて発明した言葉(ナンダッケ)を歌おうが(ナンダッケ)、ファッションと日本人の特異な関係を歌おうが(ファッション)、子供の遊び歌のリフを歌おうが(ゆびきり)、その結果は簡単なカテゴライズを無視した驚くべきアルバムになりました。

2021年にデビューEP『Dansu』でベルギーのシーンに登場し、リード曲はラジオ1のVOXリストで8週連続1位を獲得。それ以来、アイリはベルギーのテレビ番組「Roomies」でのライブ演奏や、「Rolling Stone」誌での紹介、アメリカのKEXPやKCRW、フランスのNovaなどのテイストメーカー・ステーションのレギュラー出演、ヨーロッパ各地でのツアー、そしてつい先日には初の来日公演をソールドアウト。