Sarah Mary Chadwick – “Looked Just Like Jesus”

マルチ・インストゥルメンタリストであり、ヴォーカリストでもあるチャドウィックの歌は、惜しみなく、残酷で、そして本当に愛おしい。

ニュージーランド生まれでメルボルンを拠点とする Sarah Mary Chadwickは、9月15日にKill Rock Starsから8枚目のスタジオ・アルバム ‘Messages to God‘ をリリースする。この新作は、幅広く明るい色彩のスピリチュアルなストロークで構成され、失恋、既存、移動、成長などをドラマチックに語っている。

繊細なテクスチャーと小さなシンセの揺らぎと震えに満ちたニュー・アルバム・カット “Looked Just Like Jesus” が本日リリースされた。私の母は、私の最初のボーイフレンドが、彼女が教えていたカトリック学校の教室の壁に掛けられていた、アーティストが描いたイエスの絵に似ていると思ったの。 壁に描かれたイエスは、青い目に砂色の襟足の長い髪、金色の肌をしていた。私は神についての考えにふけるのが好きだ。世界がいかに美しいかに恋している感覚に名前を与えてくれる」。

マルチ・インストゥルメンタリストでありヴォーカリストでもあるチャドウィックの歌は、惜しみなく、残酷で、そして実に愛らしい。ソングライティングと並行して多作なビジュアル・アーティストでもあるチャドウィックの今作のジャケット・アートは、そのトーンのわずかな変化を反映している。以前は自分ひとりだけの自画像がリリースの前面に出ていたが、今はピアノの周りにいるグループの中にいる自分を描いている。まだ安らかな表情ではないが、それでも人々に囲まれている。

Posted on 07/10/2023