Jacob Aranda – “Strangers In A Field”

ベイエリアのシンガーソングライター、Jacob Arandaの魅力的な新曲を初公開する。”Strangers in a Field” は、家族の疎外感と孤独を歌ったリリックの力強い曲だ。 アランダの低く響く歌声は、妖艶なバッキング・ヴォーカルに持ち上げられ、華やかなテクスチャーの音楽層の上を漂い、実に魅力的だ。 Sara Gallagherが撮影・監督したビデオは、それ自体が印象的なアート作品だ。 果てしなく続く何もない海のイメージを、都会の街並みと並べるのは特に効果的だ。 曲の内容を知っているだけに、アランダが母親や兄弟と一緒になって海辺で優雅なダンスを踊る姿も純粋に感動的だ。 彼らの到着と動きは、曲の音楽の移り変わりと流れを映し出している。 曲のメッセージとサウンドを完璧に補強する感情的なビジュアルだ。

アランダはこの曲とビデオについてこう語っている: 「この曲は、自己破壊と再生の激しい時期を過ごした直後に書かれた。ホームレスになって、トラックや公園、ビーチで寝泊まりしていたときの気持ちを整理しながら書いた曲だ。友人関係も家族も捨て、自分にはどちらにも値しないと感じていた。 このビデオは私にとって奇跡のようなものだ。母や兄弟に協力を頼むことはなかっただろう。何かを頼むことに抵抗がなかった。でも、この曲、この情熱的で協力的な取り組みが、私に力を与えてくれた。頼んだら、来てくれた。 撮影は母の日に行った。母は生涯ダンサーであり、振付師でもある。それが彼女の情熱だ。彼女は7人の子供を産み育てるために多くのことを保留にしたが、私たちのほとんどは彼女のダンススタジオで育った。汗と忍耐の初期の記憶。リズムと動き……私たちは一緒にこれを撮影し、とても素晴らしい癒しの週末を過ごした。 このアートは私にとって癒しであり、他の人たちに慰めと洞察を与えることができればと願っている」

これは、9月1日に発売予定のアルバム ‘War Planes‘ からリリースされる2枚目のシングルである。 家族の歴史と世代間のトラウマというテーマが、この幽玄な響きのアルバムに貫かれている。 アランダの1stアルバム、2018年の ‘Great Highway’ には絶望感があったが、今回は癒し、和解、再生への動きがある。 聴き応えのあるアルバムに収録された、繊細に書かれた楽曲をぜひチェックしてほしい。

Posted on 08/03/2023