Hannah Georgas – “Not The Name You Say”

ハンナの前作『2020’s All That Emotion』はAaron Dessnerと共同でプロデュースされたが、新作ではGeorgasがガラスの向こうにいる。彼女のパートナーであるSean Sroka(Ten Kills The Pack)が共同プロデュースで参加している。その他のミュージシャンとしては、ドラムのJames McAlister(Sufjan Stevenの腹心の一人)、Graham Walsh(Holy FuckやMetzのレコードにシンセサイザーとベースを定期的に提供している)、Gabe Wax(Soccer Mommyの常連コラボレーターであり、War on Drugs、Kurt Vile、Spoonとも仕事をしている)がドラム・プログラミングのスキルを提供している。

しかし結局のところ、この有名なソングライターは自ら手綱を取り、自らの運命をコントロールし、外部からの影響を排除しようとした。宝のようなアナログ機材と、何一つ手を抜かない仕事ぶりでトロントでレコーディングされた『I’d Be Lying If I Said I Didn’t Care』は、まさに絶頂期のソングライターによる素晴らしいアルバムだ。

ハンナは『I’d Be Lying If I Said I Didn’t Care』について次のように語っている。「このアルバムは、クリエイティヴな観点から私にとって大きな一歩であり、私の曲作りや頭の中がどのような状態にあるのかを如実に表しているように感じる。このアルバムは僕にとって大きな意味があるし、本当に誇りに思っている。長い時間がかかったように感じるけど、これに至るまでのすべての時間と経験がなければまとまらなかったようにも感じる」

Posted on 08/23/2023