Eartheater – “Crushing”

エクスペリメンタル・ポップ・アーティスト、Eartheaterが6枚目のフル・アルバム ‘Powders’ を、収録曲 “Crushing” のビデオと共にリリース。このビデオは、Björkや FKA twigs、Kelelaを手がけたAndrew Thomas Huangが監督したもので、Eartheaterがその素晴らしい歌声でワイングラスを砕くというクライマックス。

「”Crushing” のビデオコンセプトは、私とアレックス(Eartheater)との間で、結果ではなくプロセスに焦点を当てようという相互の意図から生まれました。パウダーズの背景にある偶然性、エントロピー、カオスというテーマについて長い間話し合った後、シンプルで力強いパフォーマンス行為として、アレックスの声でワイングラスを割るというアイデアにたどり着きました。出来上がったビデオは、90年代初頭のエロティック・スリラーの美学、アルブレヒト・デュラーの『メレンコリア』の内省的なシュールレアリスム、ジュラシック技術博物館に展示された俳優の故リッキー・ジェイのサイコロ・コレクションを侵食する「メメント・モリ」からインスピレーションを得ながら、このクライマックスに向かって構築されています。結局のところ、”Crushing”は、外界と心の奥底の両方で解明されつつある宇宙を熟考する観察者としてのアーティストの肖像画なのです」

Posted on 09/20/2023