‘For The Birds: The Birdsong Project‘ は、全米オーデュボン協会に寄付される「鳥のさえずりにインスパイアされた242曲の広大なコレクション」で、Beach House、Nick Cave、Beck、Karen O、Kurt Vile、Animal Collective、Le Ren、Julianna Barwick、Ad-Rock、Buy Lee、Tilda Swinton、その他無数の著名人が参加しており、偉大なRandall Posterが制作を担当しています。オーデュボンソサエティは、Birdsong Projectを「アートを通じて鳥の保護を呼びかける運動」と呼んでいますが、これは私たち全員が全面的に支持できる運動です。このコンピレーションのハイライトは、ソングライター／ストーリーテラーの一人であるAlaska ReidとA. G. Cookの美しくも感動的なコラボレーション作品です。”Seeds” では、Reidが鳥にインスパイアされた鮮やかで痛烈な比喩を、Cookの高音プロダクションに乗せて見事に紡ぎ出しています。Alaska Reidは、この曲について次のように語っています。
「1年ほど前、私は友人たちとネバダ州の小さな高原の町をドライブしていました。人里離れたところにあるカジノ・トラック・ストップでビールと小便をしたんだ。その時、スロットをやっている女性を見かけました。彼女は大きなプラスチックの椅子に座り、その皺が紫色の照明に照らされていました。彼女以外には誰もいなかった。私は彼女がどこから来たのか不思議に思いました。この誰もいないカジノに、いったいどんな力が彼女を連れてきたのだろう。アメリカ西部の小さな町の出身でよかったと思うことのひとつは、人々の歩んできた道がとてもクレイジーで、さまざまであることを理解できることだ。ランドールがA.G.と私にこのプロジェクトのための曲を依頼したとき、A.G.はドリー・パートンのメロディーの世界について考えていて（彼が考える他のあらゆる独創的な音の世界のことに加えて）、私は種の拡散、鳥の羽や熊の毛にヒッチハイクするような人々の動きと道について考え始めました。迷子になっているのか、幸せなのか、隠れているのか、夢を見ているのか」
