今年もやってまいりました、年間ベストです。今年はレコ屋業に復活したこともありまして、たまには(すこし)真面目にやろうかと思っておりますんで、コメントには期待しないで下さいね。では、いってみましょ〜
31. Foxygen – We Are The 21st Century Ambassadors of Peace & Magic (Jagjaguwar)
ことしも31番目からの始まりです。いきなり題目が長いから手短に。各々の個人制作はそれはそれでグッド、一緒のはビューティフル。
30. Disappears – Era (Kranky)
ドラマー変更はもはや習慣なのか。誰の影響かは知りませんが、えらくクラウトに変貌。結果的にこの顔ぶれに辿り着いたのは幸運だった?いつも渋くて渋いっす。
29. Sightings – Terribly Wells (Dais Records)
三兄弟組その1。この人達は不動のメンバー。特別新しい要素が足されてはないけど、いつもの音に磨きをかけて、まだまだ逝けそう。
28. Halo Halo – Halo Halo (Upset! The Rhythm)
同じ名前のアイスは喰ったことないけど、このバンドの音のように、お楽しみがいっぱいなら、そりゃ子供達に大人気だよね。おじさんも無理して食べてみよう。
27. His Clancyness – Vicious (FatCat Records)
絶妙とはこういうことか。どうという事はないが、時間感覚が失われる。気づけば6分経過してるとか、憎たらしい。
26. Scout Niblett – It’s Up To Emma (Drag City)
このお姉様は、美人ではない。もっとも、美人だったら変に評価されてしうかもしれないし、それはそれで寂しい。格好いい音にだけで惚れたい人。お姫様コスでしょぼい遊園地で遊ぶ映像には、ちょっと引いたけど。
25. White Fence – Cyclops Reap (Castle Face)
過剰な期待は禁物だ。??って思ったとこもあったけど、徐々にペタペタした音に慣れてきたら、これじゃねえとダメになってきた。
24. Surf City – We Knew It Was Not Going To Be Like This (Fire Records)
NYCは、この夏の個人ヒット曲。自転車中はこの歌が常にループ。切れ味鋭くないが、ぐさっとくるこの感覚はNZLの伝統芸。
23. Endless Boogie – Long Island (No Quarter)
某有名ブルース・シンガーのアルバム名から取られたバンド名を偽り無く体現している。本家よりもある意味ブルース。マジで終わんねえ。
22. YAMANTAKA // SONIC TITAN – UZU (Suicide Squeeze)
曲がただ繋がってるだけかも知れないけど、前後作用が絶大なアルバム。日本になんらか関わりがあるだろうが、あり気にしなくてもいいでしょう。
21. Crystal Stilts – New Moon (Sacred Bones)
当たり前のような気がして、レーベルが移っていたことに気付いてなかった。こっちの方が収まりが良いし、色々良くなった。
20. Scott & Charlene’s Wedding – Any Port In A Storm (Fire Records/Bedroom Suck)
来日公演中止残念でしたが、へこたれません。なんでも、レーベル今年一押しだったそうで、いい話しですね。気長に待ってま〜す。
19.5. An Autumn for Crippled Children – Try not to Destroy Everything You Love (Self Release)
セルフ・リリースしかないってことで今年も小数点シリーズ対象。たまたま出会った逸品。どなたか正規リリースいかがですかねえ。
19. Wolf Eyes – No Answer : Lower Floors (DeStijl)
三兄弟組その2。こちらはメンバー・シャッフル組。その効果が地味に作用してると思われ、少し違うバンドになったような印象も。抜けてった人達がくせ者だったのか。
18. Thee Oh Sees – Floating Coffin (Castle Face)
無期限の解散発表を知ってちょっとショック。いっぱい出してきたもんねっ、そんな時期なんかなあと。。来年早々には最終作がでるそうなんで、今から泣く準備中。
17. Hair Police – Mercurial Rites (Type)
そして、三兄弟ラスト。結果的に最もアヴァンな道に進んだのが彼等。偶然か、三兄弟組揃ってレーベルも変ってるんですよね。それぞれのレーベルの嗅覚にリスペクト。
16. Altar of Plagues – Teethed Glory and Injury (Profound Lore)
このレーベルも最近ちょっと怖いぐらい覚醒してる。それらの中で最も急進派にある存在。この辺の人等は基本インテリなのが共通点。
15. Kurt Vile – Wakin On A Pretty Daze (Matador)
いつも期待してるんです。洗練されないでいつまでも今の感じを保ってほしいと願うが、その心配は無さそうな気がするね。
14. Pinkunoizu – The Drop (Full Time Hobby)
日本語好きの音楽は、共通した何かがありますね。どんな影響を受けたか知らないが、基本的に作り込み好き?やり過ぎには注意ですが、彼等は大丈夫。
13. Grouper – The Man Who Died In His Boat (Kranky)
なかなか珍し例かもしれません、発掘音源が高い評価を得た。例に漏れず、自分も最も好きなものになりました。次回作はどう出てくるのか、この評価の影響はいかに?
12. The Body – Christs, Redeemers (Thrill Jockey)
グロ映像が趣味なようで、ビデオを観る時には注意が必要。最近ここのレーベルは同じメンバーで回ってるから、彼等みたいな存在は必要悪だね。
11. Destruction Unit – Deep Trip (Sacred Bones)
活動歴に反比例して、音は日増しに悪くなる異色な人達。ロックを歌う強面お兄さんって、ただ悪い人達やん。
10. Bitch Prefect – Bird Nerds (Bedroom Suck)
ちょっと異常なくらいな状況になってる、O-Z-LO–FI。だけど最近改めて納得しました。OZの人等の適当さときたらもう。。
9. Jacuzzi Boys – Jacuzzi Boys (Hardly Art)
ことあるごとにジャグジーがええんすよ、って言ってきたんで筋を通します。さりげない気配りが効いてるんですよ。ああ、浸かりてえ。
8. Speedy Ortiz – Major Arcana (Carpark)
ボストンのお兄さんからメールを頂き、色んなことを教えてもらいました。地元愛って素晴らしいですね。バンド名ももちろん地元ネタなんでしょう。
7. Purling Hiss – Water On Mars (Drag City)
これはちょっとした驚き。やれば出来るどころか、こんなに素敵な歌を作れるなんて、想像もしておりませんでした。有難き幸せ。
6.5. Parquet Courts – Tally All The Things That You Broke (What’s Your Rupture?)
半分シリーズです。内容自体が半分の長さなんで致し方ありません。去年も同じような扱いでしたし、来年こそバッチリお願いしやす。
6. Pure X – Crawling up the Stairs (Acéphale/Merok)
劇的な変化でした。前にも書きましたが、普段なかなか味わうことの出来ない時間を頂いた。
5. Deafheaven – Sunbather (Deathwish Inc.)
今年の流行語大賞。現物を買った人ならわかる、貼ってあるシールに書いてある文言のくだなさ。そんなところも素敵です。
4. Bardo Pond – Peace on Venus (Fire Records)
確かに今まで作品はそこそこ長い。え?これでもスッキリしたんですよね。濃密度が増しておかげで、惚れる時間も短縮。
3. Girls Names – The New Life (Tough Love/Slumberland)
これはキマッている。これほど禁欲的にやり通したあなた達は、まさにクール。
2. Mikal Cronin – MCII (Merge)
あれ、ちゃれーなあと、初期段階では受け入れ体制が整っていなかった。ところがどっこい、気が付くと聴いている。ボクの若返り薬。
1. Subrosa – More Constant Than The Gods (Profound Lore)
自分を納得させる理由が見つからない。何で好きなんだろうか。えも言われぬ魅力があるっていうか、普通にキショいと思うよ、こんなんは。
そういうわけで、偏ってるような気もするんですけど、よく聞いたのを順番に並べたらこうなりました。それと、勘違いされるてるといけないので、改めていいますと、現在 Jet Set で働いています。warszawa はあくまでブログです。その間、何をしていたかと言いますと、以前から興味のあった八百屋で遊んでおりました。しかも時期を別にして2カ所。まぁその時のことは、またどこかで書ければと思っていますが、印象としては暑い、おばあちゃん、腐るとくっさい、でした。
こうやってまたレコード屋で働かせて貰えて本当によかった。なんで、クビにならないようにがんばりま〜す。では、みなさま、よいお年を〜