サイトアイコン out out

The 50 Best Albums of 2015

さて今年は道のりが長い。。。大体の音楽サイトやブログはベスト50が基本的なようなので、それに習って欲張ってしまった。でもざっと挙げてみたところで余裕で倍ぐらいの数があったので、選ぶ悩みが軽減はされたかも。ってことで、今年もいってまいりましょう〜。

50. Leapling – Vacant Page (Exploding In Sound/Inflated)

ヒップホップじゃないけれど、そんな感じがあるこのバンド。今年沢山の作品を聴いたけど、彼等みたいなバンドは他にいなかったかな。貴重な存在としてこれからも期待しています。

amazon apple music google music

49. Waxahatchee – Ivy Tripp (Merge/Wichita)

今年も沢山、女の子シンガーによるロック、インディな作品がありました。選に漏れた人達とそんなに大きな違は無いんだけど、経験がそこそこものをいう種類の音楽だと思うんです。

amazon

48. Sonny & the Sunsets – Talent Night at the Ashram (Polyvinyl)

人数は減ったけど最近はこの名義での作品に集中していることで奥深さを得たようです。何となく次は個人名義作が出そうな予感がしますが、この編成はずっと続けて欲しい。

amazon

47. Totally Mild – Down Time (Bedroom Suck)

今年もオージー・バンドが健在です。似たようなバンドがいっぱいいる中から彼等を選んだ理由は何だろうと考えるが、今のところぼんやりしています。

amazon google music

46. Deaf Wish – Pain (Sub Pop)

そういえば彼等もオージーでしたね。レーベルとかの影響なのかな、結構硬派な印象があったけど、改めて聴き直すとオージーらしいお手頃感があっていいんです。

amazon apple music google music

45. Dilly Dally – Sore (Buzz/Partisian)

ピンクヘアーのヴォーカルの子が、やさぐれた歌い方をすることでオルタナ感を酷く臭わす。90年代の有名バンドからの影響大だけど、若さと図太さがいい具合いに共存しているのがいいんだろう。

amazon google music

44. Car Seat Headrest – Teens of Style (Matador)

でかいレーベルからのいきなりの登場で、誰だコイツはと思ったけど、それ以前に割と好きで聴いていた人だと気付いてびっくり。Bandcampクラスからいきなりの出世はちょっと意外すぎで、もう少し緩やかに歩んで欲しいよ。

amazon apple music google music

43. Low – Ones and Sixes (Sub Pop)

このクラスの人達が昨年に続き出してくると、次はさすがに間が空くんだろうとか、色々と勘ぐってしまいますが、常に聞き惚れるバンドもそうはない。なので、来年も出してもらっても構いません。

amazon google music

42. Dråpe – Relax/Relapse (Riot Factory)

以前からシューゲイズやドリームポップよりはサイケポップな印象があったけど、この作品でサイケバンドであったと決定的に。でもそれ以前の面影がいい影響を与えてくれる。

amazon apple music google music

41. Protomartyr – The Agent Intellect (Hardly Art)

たぶん今回のなかで最も単純でややこしい作品だと思う。でもそれは何気なく複雑ってことではなくて、シンプルにダサいかカッコいいかっていうギリギリなところなんです。

amazon apple music google music

40. Royal Headache – High (What’s Your Rupture?)

一方こちらはシンプルにロックを感じたやつ。同時にそれ以外のなんにもない感じで、そんなにインパクトも残さない。結果、これもそれなりにややこしいやつかも。

amazon google music

39. Unknown Mortal Orchestra – Multi-Love (Jagjaguwar)

もしかしたら今年のベストの中で一番浮いた存在かもしれない洒落たやつ。でも多種多様な方面からみてギリギリなところに位置する人達だなあと思う。

amazon apple music google music

38. Deerhunter – Fading Frontier (4AD)

急激に大人になったと思うけど、それよりもこういう音楽も演れるんだとちょい感心した作品。って、なんか偉そうですが、違和感無く好きでした。

amazon google music

37. Sleater Kinney – No Cities to Love (Sub Pop)

一応復活扱いではありますが、現役感はずっとあったんで他の復活組とはちょっと違うっていう印象でしたが、懐かしい音に浸るものではなく、とても研ぎ澄まされていました。

amazon apple music

36. Palehound – Dry Food (Exploding In Sound)

女子ヴォーカルで90年代オルタナ系もトレンドのひとつですが、この女の子の空気が抜けたような歌い方が他のバンドにはない部分を感じさせてくれたのと、バンドの出す音に一貫性があるのが良かった。

amazon

35. Julien Baker – Sprained Ankle (6131)

年齢以上に幼い感じがするまだ十代の女の子。おじさん目線で応援したいとか、見守りたいとかではなくて、普通にシンガー・ソングライターとしての魅力がありました。

amazon apple music google music

34. Katie Von Schleicher – Bleaksploitation (Ba Da Bing)

いわゆるカセット・クオリティを越えているやつ。何かしらの事情がありこのようなリリースになったと思うけれど、次は間違いなくヴァイナルで登場するであろう注目女性アーティスト。

amazon apple music google music

33. Yowler – The Offer (Double Double Whammy)

これもカセット越え作。彼女のような作品を経て後に偉大なアーティストへと成長したアーティストも沢山いると思うが、今後どのように転じるかとても気になる。

amazon apple music google music

32. Sauna Youth – Distractions (Upset The Rhythm)

英国圏のバンドで気に入る場合の多くはポストパック系。縦刻みのモノトニックな音楽の中に、緩いポップやメロディがあるのがいいんだろう。と、思わせる作品のひとつ。

amazon apple music google music

31. Jaill – Distractions (Burger)

Sub Pop時代はそれなりにプレッシャーはあったでしょう。あれから3年、から等本来の音楽に到達出来たのではないのかな。今までも好きだったけど、これが一番楽しい。

amazon apple music google music

30. Grave Babies – Holographic Violence (Hardly Art)

意地になってどうしようもなく入れた1枚。普通に聴いただらしない作品かもしれないけど、ここまでに至る過去を考えるとオツなものだなと思いまして。

amazon apple music google music

29. The Soft Moon – Deeper (Captured Tracks)

いわゆるダークウェーヴ越え。まあ、そんなもんの存在しませんが、ボッチバンド化したようなダークウェーヴで格別なものがありました。

amazon apple music

28. Metz – II (Sub Pop)

ひたすらウルサく激しいですが、まとめ方が秀逸。聴いていて疲れないし、あっという間に終ってしまうから何度も聴いたやつです。

amazon apple music

27. Palm – Trading Basics (Exploding in Sound/Inflated)

最初は複雑展開が中心ですけど、大体中盤から違う曲になってメロディックだったりじんわりと聴かせたりと、お得感のありました。

amazon apple music

26. Speedy Ortiz – Foil Deer (Carpark)

女性メンバーの存在感もあって、インディ・ロックの有望株から徐々にカリスマ性を強め話題の中心となりつつありますが、本人達は冷静な感じがしていいね。

amazon apple music google music

25. White Reaper – White Reaper Does It Again (Polyvinyl)

パンクでポップなものも現在のトレンドのひとつだけど、他のバンドとの決定的な違いはポップに振れることを恐れていない感じがするところかな。

amazon

24. Twerps – Range Anxiety (Chapter Music/Merge)

伝統は受け継がれ世代が変ってもニュージーランド産100%。でも、伝統の先人達がずっと現役であるなかやり切ることに、リバイバルとは異なる意味がある。

amazon apple music google music

23. The Mantles – All Odds End (Slumberland)

何も手を加えない素材だけで勝負。よって普遍的なものではあるけど、時代のタイミングみたいなものはあるのかな。今だからこそ決して古くない現在系。

amazon apple music google music

22. Ducktails – St. Catherine (Domino)

ソロ活動の利点を最大限利用して試行錯誤を常にしていますね。今回はこんな感じに収まりしたが、早くも次作に向けた動きがあるようで、ほんとに貪欲な方です。

amazon apple music google music

21. Circuit Des Yeux – In Plain Speech (Thrill Jockey)

初期の頃から比べるとかなりまともな音楽へと変化しましたが、こちらも分かり易くなった一方、表裏一体で毒々しさはむしろ増したかも。

amazon apple music google music

20. Ought – Sun Coming Down (Constellation)

昨年作で大体完成されていたので、今回はそれを煮詰めてじんわりとやってきた感じ。前作程の衝撃度は無いけど、じっくり聴くのはこちらかな。

amazon apple music google music

19. Viet Cong – Viet Cong (Flemish Eye/Jagjaguwar)

まだバンド名問題は解決していないようですが、そもそもこんな名前付けたらそりゃそうなるでしょって。とにかく、今後も無事活動が続けられることを願うだけです。

amazon google music

18. HSY – Bask (Buzz)

初期の頃から基本路線は変っていないけど、衝動的なものだけではなくてしっかりと作ってきたようです。でも、まだまだ原理主義な感じなので今後が怖い。

amazon apple music google music

17. Lightning Bolt – Fantasy Empire (Thrill Jockey)

ソロ活動などもあり、今までに比べたらブランクがあったかもしれませんが、この充実感はソロ作も含めてレーベル移籍の影響は大きかった。

amazon apple music

16. Beach House – Fantasy Empire (Sub Pop)

特に大きな変化は無いし、特別印象が残る曲も無いけど、嫌いな理由が見つからないですよね。直後に出たもう1作も含めてってことで。

amazon apple music google music

15. Jessica Pratt – On Your Own Love Again (Drag City)

特徴的な声質に惹き付けれ、その武器を最大に活かして至極簡素なものでやったくれたのが良かった、次は違う感じを聴いてみたい。

amazon

14. Joanna Newsom – Divers (Drag City)

ハープ奏者とシンガー・ソングライターの二刀流化してましたが、彼女の持つポップな部分が出ていて、あらたな魅力が加わりました。

amazon

13. Hop Along – Painted Shut (Saddle Creek)

このようなバンドがこのレーベルが出るとは全く予測していませんでした。でも清々しさと同時に、新人離れした完成度がありました。

amazon apple music google music

12. Girl Band – Holding Hands with Jamie (Rough Trade)

最初のシングルの頃から既に強烈な世界観を持っていたけど、このフルで初期段階はとりあえず完了ってところでしょうか。まだガンガン行って下さい。

amazon apple music

11. TRAAMS – Modern Dancing (FatCat)

凄く時代感のある音で、下手すると似たようなバンドのひとつになってしまいそうですが、ちょっとした所に違いやズレを感じられたので良かった。

amazon apple music google music

10. The Amazing – Picture You (Partisian)

オリジナル・バンドの方の作品も今年出ましたけど、あちらはオールド路線に向う一方、こちらの方が進行形でよあった。もうあちらとは別物として存在しているのかな。

amazon google music

9. The Cairo Gang – Goes Missing (God?)

お馴染みのコラボ相手の印象からフォーキーな人と思い込んでしましたが、実はサイケポップな人だったのかと気付かされ、驚きました。

amazon

8. Kurt Vile – b’lieve i’m goin down (Matador)

毎回リリースする度に少しずつ変化がありますが、今回は一番変ったかも。でも、本質の魂は変っていないから、ちょっと古い感じの音になってもいいんですよね。

amazon apple music google music

7. Courtney Barnett – Sometimes I Sit and Think, and Sometimes I Just Sit (Milk!/Mom + Pop)

まだ若いアーティストと思いますが既に相当の貫禄です。女性の音楽からこんなにロックを感じた作品は久々です。

amazon apple music

6. Jenny Hval – Apocalypse, girl (Sacred Bones)

今まで在籍していたレーベルを否定するつもりはありませんが、アメリカ拠点でリリースすると認知度と同時に印象度も上がるのかな。もちろんそれ以前にこの音楽ありきですけど。

amazon apple music

5. U.S. Girls – Half Free (4AD)

遂にここまで来たかって感じです。カラオケ路線に転じてから結構経ちましたが、それまでの過程が凝縮された濃密で刺激的な作品でした。

amazon apple music google music

4. White Fang – Chunks (Burger)

個人的に彼等には被害に遭わされたので相当印象は悪いですが、根っからのクソ野郎達だということが分かって、諦め納得するしかありませんでした。

amazon apple music google music

3. Thee Oh Sees – Mutilator Defeated At Last (Castle Face)

メンバー変更を目論んでの解散詐欺から、あっという間に煮詰めてきました。つい最近出た新曲からも完全に新しいバンドへと生まれ変わったようです。

amazon apple music google music

2. Sufjan Stevens – Carrie & Lowell (Asthmatic Kitty)

過去のどの作品も好きですし、どれもやりたいことがみな解り易く伝わってきていた。その上でのこの無防備な作品はあまりに美しく切なすぎます。

amazon apple music

1. Julia Holter – Have You in My Wilderness (Domino)

この作品を聴いて思うに、Linda Perhacsとの交流の影響は大きかったのかなと。アンビエントでドリーミーなフォークをするアーティストから、真のシンガー・ソングライターへと生まれ変わった傑作。

amazon apple music google music

と、いう感じになりました。

まぁ、曲単位で好きなものは他に沢山ありましたが、それは来年以降の宿題ってことで、アルバムとして考えた時のランクになりました。

世はストリーム時代へ突入し、聴ける音楽の数は圧倒的に増えて充実していた反面全てを聴くことは不可能。なのでこのブログ、そして warszawa らしさを出せたらなと常に思いながらやってきて、その結果が出ていればなと思っています。

とりあえず、今年の今日まではこんな感じですが、また明日から新しい音楽に溢れることでしょう。

では、今後もよろしくです!