結成20年、虚無へ捧ぐ「純度100%」の暗黒説教。ドゥーム・メタルの伝統を継承するWitchsorrowが到達した深淵。

結成20年、虚無へ捧ぐ「純度100%」の暗黒説教。ドゥーム・メタルの伝統を継承するWitchsorrowが到達した深淵。

イギリス・ハンプシャーを拠点とするドゥーム・メタル・トリオ Witchsorrowが、結成20周年を目前に控えた通算5作目のニューアルバム『The Devil And All His Works』をリリースすることを発表し、先行シングル「Bacchus」を公開しました。Black SabbathやSaint Vitusといったジャンルの先駆者たちを崇拝し、伝統的なドゥーム・メタルを頑なに守り続けてきた彼らは、今作でもその純度をさらに高め、より深く重厚な暗黒の世界を提示しています。

前作『Hexenhammer』から8年ぶりとなる本作は、長年活動を共にしたドラマーWilbrahammerの遺作であると同時に、新ドラマーScott ‘Doom’ Taylorの加入を経てさらなる深化を遂げた意欲作です。SvalbardのSerena CherryやEmployed To ServeのSammy Urwinといったゲストを迎え、パイプオルガンを導入した荘厳な楽曲から、罪と背徳を祝う「Bacchus」のようなナンバーまで、ドゥーム・メタルの伝統と独自の鋭利な感性が融合したサウンドに仕上がっています。

アルバムのタイトルと歌詞は、作家Dennis Wheatleyのオカルト本から着想を得ており、あらゆる事象に潜む「悪魔」という存在を比喩として、退廃の喜びや喪失、現実の影に潜む暗黒を多層的に描き出しています。ボーカルのNecroskullが「純粋なドゥームであることを突き詰めた」と語る通り、20年にわたりシーンの第一線で「虚無への賛歌」を捧げ続けてきた彼らの、最も魅力的で力強い説教(サーモン)とも言える作品です。