Wieuca – “Forklift Certified Freak”

アメリカのジョージア州アトランタおよびアセンズを拠点に活動するインディ・ロック・バンド、Wieucaが放ったシングル「Forklift Certified Freak」は、彼らが得意とするオルタナティヴ・ロックの不条理なユーモアと、生々しくも中毒性の高いライブの熱量を凝縮した1曲です。フロントマンのWill Ingramが放つ「フォークリフトの運転免状を持ってる奴はいるか?」という突飛な問いかけから始まる本作は、90年代のローファイ・ロックやポスト・ハードコアの歪んだギター・サウンド、そしてサザン・ゴシック(南部ゴシック)の奇妙なフレーバーが混沌と交錯します。Pavementのような脱力感とBeckを彷彿とさせるジャンル横断的な雑食性を併せ持つ彼らだからこそ生み出せる、エキセントリックで強烈なエネルギーに満ちています。

本作は、米東海岸を巡る「Team Building」ツアーのクライマックスとなったアトランタのベニューAisle 5での熱狂的なライブでも披露され、バンドの地元シーンにおける圧倒的な存在感を証明する重要なキラーチューンとなっています。これまでに40以上の作品を精力的に重ね、Land of the FreakやRemote Focus Recordsといったインディペンデントな枠組みを通じて独自の歩みを続けてきたWieucaですが、今作でもその予測不能なソングライティングと鋭いパンク精神は健在です。コアな音楽リスナーの心を掴んで離さない、まさにアトランタの地下インディ・シーンの現在地を象徴する、騒々しくも痛快な仕上がりとなっています。