Unknown Mortal Orchestra – ‘II’ (Jagjaguwar)

もう日が変わったんで、今日ですね。彼等の来日ライブがあるわけですが、単独ではないから二の足踏んでしまう。もうひとつぐらい観たいのがあれば良かったんですけどね。まぁ我慢しておくか。Unknown Mortal Orchestra は、たまに UMO と省略されることがありますが、なんか違うものに見えてしまいますよね。アルファベット3文字の組合せ程度だと、なんかしらの略語になってることが多いと思います。と、思って調べてみたら、なんか難しいものと、ある商品やメーカーなどが出てきたのですが、紹介するとアレなんでやめときますが、彼等が検索に引っかかることはないです。こんなことをしたところでなんの意味もないんですが、元々はニュージーランド出身の Ruban Nielson がひとりで始めた UMO は、いまではトリオとしてポートランドで活動中。何となく感じているポートランドのサウンドというか、アメリカのインディの音ではないなぁと、ずっと思っていたんですけど、ニュージー出身が影響しているのかな。彼等の音楽の一番の特徴はリズムだと思うんです。その上で演奏される溶けちゃいそうなのに、さらにルーズな雰囲気のサイケポップが、一歩間違えればかなり古臭く安っぽいものになりそうだけど、結構ダンサブルと言うか、グランド・ビートみたいな感じでサンプリング感のあるリズムなんで、グルーヴがあり凄くおもしろいものにしてるし、バンドの持ち味を生み出しているとおもう。でも、それらはむしろ前作の方が色濃く出ていて、今回はさっき言った古いものへ若干傾倒した感じがあります。それはトリオとしての音楽が少しずつ充実してきているの証拠で、いい音楽感は増していてるし、ソングライトも進化していてそれはそれで素晴らしいのですが、少し大胆さは減ってしまったかも。

7.5/10