Toro Y Moi – ‘Anything In Return’ (Carpark)

今日は昨日の教訓を生かして徒歩でスーパーまで行ってビールを買ってきた。ただ、今更思ったのだが、普段お買い得と思い、500mlのものを買うことが多いが、じっくり頭で計算していたら、どっちも容量分の金額が一緒じゃないかと気付いた。むむ、そうであれば350mlを買う方が圧倒的にいい。同じ金額で本数が多いと充実感があるよね。と、いいつつもこれを書き出して既に2本目だからあんまり意味ねえか。デビュー・アルバムから毎年リリースを続けて3作目の Toro Y Moi さん。えっと、ビールの共にベビースターの太いのを買ったんだけどさ、袋の裏面にベビースターの進化論ってものが書いてあって、じっくり読むと、損をするくらいつまらない。こんなもん書くくらいだったら、全く違う商品の宣伝でもしたほうがいいよ。それで、トロさんの進化論はいかがなものかとなりますが、うんと、このひとはチルウェーヴな人であったとすれば、着実な進化です。チルな最大要素であるアブストラクトなエフェクト・メロは、もうほとんど無くなっている。替わりにソウル、ブラコン、ジャズとかのムーディーな響き。ローズが奏でるメロディと歴然たるトラック・ワーク。端的にいえばシンプル。以前より4/4ビートはハウスを表現している。もし、ヴォーカルを忘れてトラックだけを追って聴こうとすると、ディープ・ハウスっていうやつに近いかもしれない。Chicago Underground や Guidance Recordings といったハウス・レーベルが輝いていた90年代後期辺りのディープ・ハウス。でも、トロさんはポップ・スターではないにしても、ポップ・ミュージシャンである自覚があるようで、スッキリと曲を収めてくるんですね。なので、ヴァイノーだと2枚組の13曲構成。だいたいが4分前後の長さです。このアルバムを聴いていて思ったのは、もし、4分程度のものを7~8分くらいに引き延して、アルバム7,8曲の感じでやってくれていたら、かなりハマってかなり好きだったと思う。トロさんの書くメロディは素晴らしいものがあるし、今回のトラックの雰囲気も凄く好きだからこそ、この短い “ソング” 的な構成もったいないなあ。あのさ、ほんとに全曲必要でしたこれ? このままでも4、5曲はなくても良かったと思うよ。曲のポテンシャルは高いものがあるからこそ、ロング缶サイズで聴きたいんです。

6.5/10