デトロイト出身のロックバンド The Go が、長年幻とされてきた伝説のセカンドアルバム『Free Electricity』を2026年9月4日に Sub Pop からついに世界初リリースすることを発表し、あわせて同名タイトル曲の先行シングルとミュージックビデオを公開しました。本作は2000年のレコーディング当時、周囲から「制御不能で正気ではない」と評されながらも、伝統的なロックの枠組みを破壊する実験的なアプローチが盛り込まれた楽曲です。プロデューサーの提案により、ノンストップで炸裂するリードギターが導入されたことで、フリージャズ・アンサンブルのような強烈なダイナミズムを放つ仕上がりとなっています。
楽曲のミックス作業では、スピーカーからまるで1968年の伝説的会場グランデ・バルルームから時空を超えて届いたかのような、巨大で不気味な空洞を思わせるサウンドが鳴り響いたといい、当時のスタジオの興奮と冒険がそのまま真空パックされています。公開されたミュージックビデオは、1960年代のフリージャズ(Pharoah Sanders や Sun Ra など)や、The Fugs、Allen Ginsberg といった型破りな芸術家たちにインスパイアされた彼らの特異なビジョンを視覚的にも表現しており、約4半世紀の時を経てついに日の目を浴びる「失われた傑作」の全貌へと聴き手を誘います。
