Thao & The Get Down Stay Down の活動終了を経て新たな一歩を踏み出した THAO(タオ)が、先行シングル「Sick of the Times」を公開しました。Tune-Yards の Merrill Garbus と Nate Brenner、そして The Linda Lindas という強力な陣営を迎えた本作は、政治的集会や相互扶助の現場で口ずさまれるようなアンセムとして制作された一曲です。激動の時代において互いを鼓舞し、地域社会での関わりや連帯を呼びかける、キャッチーで弾けるようなエネルギーに満ちたポップ・ナンバーに仕上がっています。
本楽曲も収録される6作目のスタジオ・アルバム『Show Me』は、THAO 自身と Merrill Garbus、Nate Brenner、Eli Crews の共同プロデュースにより完成した全11曲の音の日記(オーディオ・ダイアリー)です。離婚や引っ越しといった大きな人生の転機を経て、彼女自身の生き方や愛、欲望との向き合い方がリアルタイムで変化していくプロセスが克明に記録されています。公表から年月を経て初めて挑戦したクィア・アイデンティティやセクシュアリティを主題にした楽曲のほか、Neko Case や Black Pumas の Adrian Quesada ら多彩なゲストも参加しています。
恐怖を無関心で覆い隠すのをやめ、「傷つくことを恐れずにありのままの自分として勇敢に愛と向き合う」という彼女の決意が詰まった『Show Me』は、報われない愛や寛容さ、そして人生を深く生き抜くことの美しさを鮮やかに映し出しています。個人的な心の旅路であると同時に、人々と繋がり互いを支え合うための力強い希望に満ちあふれた、彼女にとって新境地となる傑作アルバムです。
