Spice World – Dying To Go / What A Pity What A Shame

Spice Worldは、2021年の初めにWhadjuk Noongar Boodja (Fremantle, WA)で一夜限りのパフォーマンスを行い、数日後にドラマーのJuliaがメルボルンに急遽帰国する前に結成した4ピースバンドである。この公演は意外にも好評だったため、Spice Worldは時折、よりソフトエッジなトリオ編成で公演を続けた。2021年のクリスマスにジュリアがパースに戻ってきたとき、彼らはバンドのサウンドを完全収録することにした。しかし、ジュリアが再び出発するまでに時間がなかった。そこで、彼らはリビングルームで1日レコーディングの準備をした。バンドのレコーディングについてほとんど知識がなかった彼らは、近日リリース予定のアルバム ‘There’s No I In Spice World’ をわずか5時間で完全にライブ録音した。

Spice Worldは、時に悲しく、時に愚かで、しかし常に真摯にDIYでその場しのぎのポップミュージックを演奏している。パンクのマインドセットと自由放任主義的なアプローチで、太陽の光が降り注ぐキッチンテーブルの音楽を奏でる。好きな時に参加しよう!

Wireheads – “Life After Winter”

ゲシュタルト・ロックンロールの突然変異、Wireheadsが、6枚目のアルバム ‘Potentially Venus’ で、音の神秘性を進化させ続けて帰ってきた。ファーストシングルの “Life After Winter” は、ここ数年Antipodesから生まれた最も多作なインディーロックバンドの、サバティカルからの帰還を意味する。

バンドリーダーのDom Trimboliが ‘I’ve been trying not to fly like Icarus alright!’ と熱烈なグルーヴの上で叫び、Life After Winterはグループが去った後を描いている。国内各地のスタジオで何度か再結成を試みた後、Wireheadsは2022年2月に完全アナログのSound Recordingsスタジオで、レコーディング・エンジニアでスタジオ所有者のAlex Bennett(ビクトリア州キャッスルメーン)とニューアルバムのレコーディングを行うことになった。前作 ‘Lightning Ears’ と ‘Big Issues’ ではBeat Happeningのプロデューサー、Calvin Johnsonを迎えて高い評価を得たが、今回の ‘Potentially Venus’ はこれまでのWireheadsの中で最も洗練され、刺激的で奥深いサウンドに仕上がったと言える。

Permits – “It Takes a Long Time (To Be Free of Society)”

The Shifters, Pop Singles, Dag & Chook Race のメンバーらによって結成された、メルボルンのDIY、インディロック、ギターポップ・バンド Permits が、Tenth Court からリリース。するデビュー・アルバム ‘Time Permits‘ から、収録曲 “It Takes a Long Time (To Be Free of Society)” をリリース。