フランス系アメリカ人デュオ、Pearl & The Oystersが、ニューアルバムからの先行シングル「Doom Mood」をリリースしました。本作『Monkey Mind』は、Weyes BloodやFoxygenらを手掛けたJonathan Radoをプロデューサーに迎え、ロサンゼルスのミュージシャン仲間たちと共にテープへの一発録りを中心に制作。緻密に作り込まれた従来の宅録スタイルから一転、オーバーダブを最小限に抑えた、これまで以上にルーズでライブ感のあるサウンドに仕上がっています。
アルバムのタイトルは、絶え間なく落ち着きなく動き続ける意識を指す仏教の概念「モンキー・マインド」に由来しています。表面上は陽気で晴れやかなサウンドですが、その内側には2025年のロサンゼルス大火災やトランプ大統領の二度目の就任といった社会的背景が影を落としています。二人は自身の中にある不安を処理するための手段として音楽に向き合い、わずか数週間で本作を書き上げました。
Jonathan Radoとの共同作業により、今この瞬間に根ざした生々しさを獲得した本作は、不安を抱えながらも前を向くための癒やしのプロセスを提示しています。重苦しい時代背景とは対照的な多幸感溢れるメロディと、現在進行形の空気を閉じ込めたアンサンブルが、デュオにとっての新たな章の始まりを告げています。
