Page France や Cotton Jones での活動でも知られるベテラン・インディー・シンガーソングライターの Michael Nau が、ソロアルバム『Popfly』を10月にリリースします。先行シングルとして公開されたタイトル曲「Popfly」は、リラックスした朝にぴったりの心地よいインディー・フォーク調の楽曲ですが、「自分の体に何かが起きた」というどこか不穏なリフレインが印象的です。サビのメロディは長年温められていたもので、夜寝る前に頭の中で鳴り響いていた音と、大好きな野球のイメージやラジオの音が重なり合い、パズルを組み上げるようにして完成へと至りました。
アルバム『Popfly』は、Michael Nau にとって最も心を開いた開放的かつ温かみのある作品です。楽曲を無理に作るのではなく直感に従う彼のスタイル通り、ノートの書き置きや日常の観察から生まれた断片が時間をかけて形作られました。バーモント州のスタジオ Little Jamaica にて、長年の友人である Benny Yurco とともに録音された楽曲群は、自然体で力みのない演奏とテープの歪みなどの実験的要素が融合し、素朴でありながらどこか超俗的な世界観を作り出しています。
また、本作には家族や友人との絆が深く刻み込まれている点も大きな魅力です。Michael Nau の子供たちがボーカルで参加して作品に温もりと生々しさを加え、長年のパートナーであり妻の Whitney McGraw が澄んだ歌声を寄せています。フォークやサイケ・ポップ、カントリー・フォークが心地よく交錯する本作は、日常に潜む小さな奇跡や発見に耳を傾けてきた彼の人生そのものを鮮やかに映し出しています。
