Mapache – “Always It’s You​/​You Only Have Your Soul (Lagniappe Session)”

Mapacheは先日、ロサンゼルスのデュオによる3枚目の、そしてこれまでで最も完成度の高いLP、 ‘Roscoe’s Dream’ をリリースした。Sam BlasucciとClay FinchからなるAquarium Drunkardは、2017年に彼らのサウンドを「燃え上がったEverly Brothers」のようなものだと評したが、この2人は2022年に前述の出版物のためのデビュー作「Lagniappe Session」を通じて、その言葉を実現させている。ここでMapacheは、1960年に兄弟がB面としてカットしたDon and Philの「Always It’s You」にオマージュを捧げている。次に、Gillian WelchとDavid Rawlingsの「You Only Have Your Soul」は、Welchの失われた曲集の第2巻「Boots No.2」に収録されている曲を忠実にカヴァーしている。Mapacheによる選曲の解説は以下の通り。

“Always It’s You” (The Everly Brothers)
「この曲は、The Wizards of the Westのベンジー・ナイトが教えてくれた。ベンジーと一緒にレコード店に入って、彼がエヴァリーのレコードを何枚も何枚も積み重ねて出て行くのを何日も見てきた。この1枚はベンジーに捧げます」

“You Only Have Your Soul” (Gillian Welch/Dave Rawlings)
「ある日、デイヴ・ローリングスから僕らの音楽を気に入ってくれたというメールを受け取って、僕らの脳みそは爆発したんだ。彼は、まだ正式にリリースされる前のこの曲のレコーディングを送ってきて、自分たちでやってみないかと提案してくれたんだ。この曲は一聴して衝撃的で、それ以来、私たちはこの曲を演奏し、聴くのが大好きになりました」