自宅録音と開放的なセッションの融合:Pan American が贈る、生と死、そして移動の記憶を刻んだ最新アルバム

Mark NelsonによるプロジェクトPan-Americanが、3月20日に名門レーベルkrankyからニューアルバム『Fly The Ocean In A Silver Plane』をリリースします。2025年に高い評価を得たMichael Grigoniとの共作に続く本作は、先行シングルとして「Death Cleaning」と「Taxi to the Terminal」の2曲が公開されました。自宅で録音された今作は、エレキギターやラバーブリッジ・アコースティックギター、シンセサイザーに加え、Chelsea BridgeのMallory Linnehanによるバイオリンとヴォーカルが彩りを添えています。

Mark Nelsonは本作のテーマを「旅」と位置づけています。自身の子供たちの誕生や両親の死、そして長年の旅と帰郷の経験を振り返り、旅を私たちが住まう世界の神秘を考察するための完璧な比喩(トロポロジー)であると語っています。旅の儀式や迷信、リスクといった要素を通じて、人生における大きな問いや恐怖、そして驚きといった内面的な風景を音楽へと昇華させています。

アルバムのインスピレーション源として、彼は2つの名曲を挙げています。一つはタイトルの由来でもあるJo Staffordの「You Belong to Me」で、移動の象徴である「銀色の飛行機」を降りて親密な大地へ戻ることを願う孤独を描いています。もう一つはChuck Berryの「Promised Land」で、差別が残るアメリカを横断し約束の地を目指す壮大な物語を、寓話と現実が交差する旅の記録として捉えています。本作は、これら「旧世界」と「新世界」を繋ぐ個人的かつ普遍的な旅路の記録となっています。

自然の残響をそのまま音楽に。Isabel Pine、新曲「Wolves」と共に新作アルバムを発表。野外録音が生み出す、生命力溢れるアンサンブル

カナダのミュージシャン Isabel Pine が、シカゴの名門インディーレーベル kranky からニューアルバム『Fables』をリリースすることを発表し、先行シングル「Wolves」と「A Flickering Light」を公開しました。Bandcampでのセルフリリースを経て、今回ついに世界的な評価を受ける kranky を拠点に、彼女の新たな物語が動き出します。

本作『Fables』は2024年の秋、ブリティッシュコロンビア州の豊かな自然の中で制作されました。チェロ、ヴィオラ、バイオリン、コントラバスという弦楽器群に加え、現地のフィールドレコーディング音を融合。人里離れた小屋や屋外での録音を繰り返し、環境そのものを楽器の一部として捉える独自の制作スタイルを追求しています。

彼女は「木の葉の擦れる音やワタリガラスの羽ばたきは、演奏された音と同じくらい音楽にとって不可欠な要素」と語ります。自然の残響をそのまま封じ込めたサウンドは、聴き手を静謐な瞑想の世界へと誘います。クラシックの素養と野生の美しさが共鳴する本作は、現代のアンビエント・フォークシーンに新たな息吹を吹き込む一作となるでしょう。

Tim Hecker – Sunset Key Melt

「Sunset Key Melt」は、Tim Heckerの最新シングルで、彼のアルバム「Shards」に収録されています。この曲は、映画やテレビのサウンドトラック用に書かれた作品の一つで、独特の電子音楽のスタイルが特徴です。

「Sunset Key Melt」は、7分36秒の楽曲で、退廃的で幻想的な雰囲気を持っています。Heckerの緻密なサウンドデザインと感情的な深みが、この曲を際立たせています。

Ana Roxanne – “Suite pour l’invisible”

ロスアンジェルスを拠点にするアンビエント、サイケデリック・ミュージシャン Ana Roxanne が、Kranky からリリースするセカンド・アルバム ‘Because of a Flower‘ から、収録曲 “Suite pour l’invisible” を公開。