total wife – “make.it.last.x.full.body.2.recovery”

total wifeがJulia’s War Recordingsよりリリースしたシングル「make.it.last.x.full.body.2.recovery」は、2026年10月9日にリリースが予定されているEP『come.back.down.x.recovery』からの先行トラックです。本作は、前作のリリース直前にハードドライブが破損し、音源データの大半が失われるというアクシデントを経て生まれた特別な背景を持っています。古いドライブから奇跡的に回収された未完成の音源をベースに、バンドが長年敬愛してきたアーティストたちの手によって美しく再構築された感動的な楽曲となっています。

不慮の事故によって消失寸前だったマテリアルが、新たな息吹を吹き込まれることで幻想的かつエモーショナルなサウンドへと蘇っています。ハードドライブの破損という危機を乗り越え、クリエイティブな昇華を遂げた本作は、災い転じて福となすかのような劇的なドラマ性を帯びており、10月に控えるEP全体への期待を大いに高める仕上がりです。


Sour Widows – “Lucky Star”

ベイエリアを拠点に活動するオルタナティヴ・ロック・デュオ、Sour Widowsの「Lucky Star」は、メンバーの脱退を経てデュオ体制となってから初となるアルバム『Sigil』からの先行シングルです(マドンナの同名曲のカバーではありません)。プロデューサーにJay SomことMelina Duterteを迎えて制作された本作は、繊細な静けさから始まり、終盤に向けて歪んだギターが爆発する圧巻の重厚なロック・ナンバーへと変貌を遂げます。

バンドメンバーであるMaia SinaikoとSusanna Thomson自身が監督を務めたミュージックビデオは、楽曲の持つダイナミクスと感情の高ぶりをダイレクトに捉えた映像作品です。先行シングル「Blood In The Grass」に続く本作は、二人の固い結束と新生Sour Widowsとしての力強い表現力を提示しており、アルバム『Sigil』の持つ独自の世界観とスケール感を鮮烈に印象づけています。


MX LONELY feat. Caitlin Starr- “March 16th”

ブルックリンのレーベル Julia’s War からデビューアルバム『All Monsters』をリリースしたばかりのシューゲイズ・バンド Mx Lonely が、新作EP『Perfect House』のリリースを発表し、リードシングル「March 16th (Feat. Caitlin Starr)」を公開しました。本作にはブルックリンを拠点に活動するミュージシャン Caitlin Starr がフィーチャリング参加しており、もともとアルバム制作時にインストゥルメンタルとして書かれていた楽曲に、彼女とのセッションを通じてボーカルとメロディが吹き込まれ完成に至りました。

Caitlin と Jake による同時一発録りのライブ・ボーカルや、Rae によるカウンターメロディが重なり合う本作は、美しくも不穏な重厚なシューゲイズ・サウンドを展開しています。歌詞は制作の前日に起きた銃撃事件の悲劇や循環する暴力の恐怖に触れており、それに合わせて制作された映像作品(ミュージックビデオ)とともに、痛切な情動と重厚な世界観を鮮烈に提示する一曲に仕上がっています。

Sour Widows – “Blood In The Grass”

ベイエリアを拠点とするデュオ Sour Widows が、Melina Duterte(Jay Som)プロデュースによる2ndアルバム『Sigil』を10月23日に Julia’s War よりリリースすることを発表し、先行シングル「Blood In The Grass」を解禁しました。バンドの Susanna Thomson が友人である Babehoven の Maya Bon に向けて書き下ろした本作は、精神的・肉体的な苦痛の中で互いに寄り添い、絆を見出す友情と救済のテーマを描いた楽曲です。繊細なアコースティック・ギターから始まり、光り輝くエレクトリック・ギターのトーンとふたりの美しいハーモニーが重なり合っていくドラマチックな展開を通じて、生あるうちに痛みを分かち合う尊さを力強く祝福しています。

併せて公開されたミュージック・ビデオ(あるいは音源)は、楽曲の背景にある「自然界における生き物の根源的な脆さ(脆弱性)」を映し出すかのように、過度な装飾を排した素朴で美しい世界観を提示しています。誕生の瞬間にはあらゆる生命が等しく無防備であるという真理を自然の風景に重ね合わせ、痛みを抱えながらもともに生き抜く人間の強さと絆を静かに際立たせる作品に仕上がっています。アルバム『Sigil』の幕開けを告げるに相応しい、誠実で深い慈愛に満ちた一曲です。

「世界の終わり」の先に見出す不屈の希望と救済——20代の喪失と葛藤を越え、 Sour WidowsがMelina Duterte(Jay Som)プロデュースの先行曲「Blood in the Grass」とともに待望の2nd作『Sigil』を発表

ベイエリアを拠点とするデュオ Sour Widows が、先行シングル「Blood in the Grass」を解禁しました。ソングライターの Susanna Thomson が友人である Babehoven の Maya Bon のために書き下ろした本作は、人生の喪失や苦痛の中で互いを支え合う友情と運命を描いた美しい賛歌です。繊細なアコースティック・ギターの響きから始まり、優美なエレクトリック・ギターの音色と重なり合うハーモニーへと広がっていく展開は、生きているうちに痛みを分かち合う尊さと、傷つきやすい存在(ヴァルネラビリティ)であることの根源的な美しさを力強く祝福しています。

この楽曲を収録した待望の2ndアルバム『Sigil』は、10月23日に Julia’s War よりリリースされます。プロデューサーに Melina Duterte(Jay Som)を迎え、ロサンゼルスのシーホース・スタジオで制作された本作は、世界の終わりや個人の喪失といった暗闇を描きつつも、その先に広がる不屈の希望を提示する作品です。長年のツアーを経て30歳を迎えた Thomson と Maia Sinaiko のふたりが、「シンプルなコードや合唱できるリフレイン」という新たなアプローチを取り入れつつ、オルガンやチェロ、エレクトロニクスなどの豊かな実験的テクスチャーを組み込んで完成させました。

親の死やパレスチナでの虐殺、地元ベイエリアの変容といった現実の過酷さに直面しながらも、『Sigil』は絶望を単なる行き止まりではなく「新たな始まり」として捉え直しています。過酷な現代社会に対する勇敢な回答であり、音楽的にも個人としても大きな飛躍を遂げた本作は、未知の未来へと一歩踏み出すための強烈な祈りと輝きに満ちています。

Joyer – “Tell Me” (Total Wife Remix)

Nick Sullivan と Shane Sullivan の兄弟によるプロジェクト Joyer のシングル「Tell Me (Total Wife Remix)」は、Julia’s War Recordings からリリースされる彼らのアルバム『On the Other End Of The Line』のデラックス・リミックス盤『On the Other End Of The Line…(Crossed Lines Remixes)』からの先行トラックです。アルバムのラストを飾るオリジナル曲「Tell Me」を、ナッシュビルを拠点に活動する実験的ポップ・デュオ Total Wife が再構築。これまでにない「他者に完全にコントロールを委ねる」というコラボレーションに挑戦した本作は、Total Wife 独自のエクスペリメンタルなポップセンスが注ぎ込まれた、新鮮でドリーミーなエレクトロニック・サウンドに仕上がっています。

このリミックスのリリースにあわせて、夜空にスローモーションで広がる美しい花火をフィーチャーしたヴィジュアライザーも公開されました。楽曲が持つ幻想的で少しセンチメンタルな質感と、ゆっくりと火花が散っていくエモーショナルな映像が見事にシンクロし、リスナーを心地よい没入感へと誘います。過去に楽器の追加などで友人たちとコラボレートしたことはあったものの、今回は完全に主導権を委ねる形で制作された本トラック。Joyer のメンバー自身が「ネクストレベル」と絶賛する Total Wife のアプローチが、楽曲の持つメランコリックな魅力を新たな角度から引き出しています。


God of War – “Mickey Don’t Pose”

TAGABOWのDouglas Dulgarianと、HookyのメンバーであるScott Turner、Sam Silbertによる強力なプロジェクト、God of Warのニューシングル「Mickey Don’t Pose」は、2026年8月7日にJulia’s War Recordingsからリリースされるフルアルバム『MOLLY PICTURE』からの大注目トラックです。インディー・シーンの重要人物たちが集結したこのプロジェクトは、どこか懐かしくも鮮烈なオルタナティヴ/ローファイ・サウンドを展開しており、シーンに新たな衝撃を与えています。

本作のシングルとミュージックビデオの背景には、「2007年にマリファナを吸ったいとこが、夕食時の放心状態から一転してゲーム『SSX Tricky』で無表情に神がかった超高得点を叩き出している瞬間」という、奇妙でリアルなノスタルジアを誘う独特のストーリー(世界観)が宿っています。ビデオや楽曲全体を通じて、まるでその瞬間のために作られたかのような、エーテルから引き抜かれた独特のセンスとスタイル、そして洗練されたユーモアが炸裂しており、強烈な個性を放つ映像と音響の融合を楽しむことができる作品に仕上がっています。


2007年のゲーム画面が呼び覚ます、あの奇妙なノスタルジア:TAGABOWとHookyのメンバーによる新プロジェクトGod of Warが放つ先行シングル「Mickey Don’t Pose」と、待望のニューアルバム

TAGABOWのDouglas Dulgarianと、HookyやCircle of Fireで活動するScott Turner、Sam Silbertが集結した注目のプロジェクト、God of War。彼らのニューシングル「Mickey Don’t Pose」は、2026年8月7日にJulia’s War Recordingsからリリースされる待望のフルアルバム『MOLLY PICTURE』の全貌を告げる、エネルギーに満ちた重要トラックです。

アルバム『MOLLY PICTURE』の根底に流れているのは、「2007年にマリファナを吸った年上のいとこが、夕食の席での放心状態から一転し、ゲーム『SSX Tricky』で無表情に神がかった超高得点を叩き出している」という、奇妙で鮮烈なノスタルジアを誘う独特の世界観です。まるでその瞬間のためにあらかじめ作られ、エーテルから引き抜かれてきたかのような、圧倒的なスタイルと洗練されたセンスがアルバム全体を貫いています。

この「Mickey Don’t Pose」をはじめとする収録曲は、オルタナティヴ・ロックのDIYな初期衝動とローファイな質感、そして卓越したユーモアを絶妙にブレンドした仕上がりになっています。シーンの最前線を行く実力派たちが奇跡的なケミストリーを起こし、何にも縛られない純粋な創造性を炸裂させた、2026年のインディー・シーンを揺るがす強力なマスターピースがここに誕生しました。


独学のチェロとハープが紡ぐ新境地——Melaina Kol が放つ、生楽器とエレクトロニック手法が融合した待望の新作

ナッシュビルを拠点に活動する Logan Hornyak によるソロ・プロジェクト Melaina Kol が、ニューアルバム『Okay that’s a great idea because if I do that then』を2026年8月14日に Julia’s War Recordings からリリースします。過去のローファイ・ポップやフォークトロニカの枠を超え、常に進化を続ける彼は、本作でギターやエレクトロニクスをほぼ完全に排除しました。独学で習得したチェロやハープ、そして幼少期に親しんだピアノを駆使し、オーガニックな生楽器の音をエレクトロニック・ミュージックの手法で切り刻み、ループさせて重ね合わせるという、これまでにない野心的なサウンドを探求しています。

この待望の新作アルバムからの先行シングルとして、新曲「Lifeheart」が発表されました。この楽曲はハープを前面に押し出したアレンジが特徴で、サウンドに軽やかさと心地よい空気感をもたらしています。アルバム全体の持つ「オーガニックな音の脈動」というコンセプトを象徴する、瑞々しくも美しい仕上がりとなっています。

アルバムは、伝統的な歌唱法からも距離を置き、Lowertown の Olivia O によるヴォーカルのサンプリングや、意味を持たない口音から構築された実験的な歌声が響きます。かつて精神的な葛藤や薬物問題を抱えていた20代前半の荒波を乗り越え、現在の Logan Hornyak が迎えた「人生の穏やかで平和なステージ」が色濃く反映された本作。エフェクトを削ぎ落とし、同じ部屋で聴いているかのようなハイクオリティな生音にこだわった、絶望の先にある新たな「希望」を提示する全3段落構成の壮大な作品集となっています。


MX LONELY – “Anesthetic”

ニューヨークのシューゲイザー・シーンで異彩を放つ Mx Lonely が、待望のデビュー・アルバム『All Monsters』のリリースを目前に控え、新曲「Anesthetic」を公開しました。彼らは They Are Gutting A Body Of Water の Douglas Dulgarian が主宰する重要レーベル Julia’s War に所属しており、これまでに「Big Hips」や「Shape Of An Angel」といったシングルで着実に期待値を高めてきました。

新曲「Anesthetic」は、失恋後の虚無感や麻痺への切望をテーマにした、ヘヴィかつメロディックな没入感溢れるナンバーです。ボーカル兼キーボードの Rae Haas は、この曲を「痛みを麻痺させる何かを探すのではなく、高揚と沈殿の波を感じるための、中毒者へのラブソング」と表現しています。Fleshwater を彷彿とさせる重厚なサウンドと、Owen Lehman 監督による鮮明なモノクロ映像のミュージックビデオが、楽曲の持つヒリついた感情をより一層引き立てています。