Helado Negroは、11月7日にBig Dadaからリリースされる予定のEP『The Last Sound On Earth』からの最後の楽曲となるシングル「Sender Receiver」を公開しました。このトラックはダンスソングであり、アーティストは「私たちが常にあらゆる種類の情報やエネルギーを送信(sending)し、受信(receiving)している」という感覚を表現しています。歌詞は、旅先や自然の中などでの思考の断片から成り立っています。また、彼は作家オーシャン・ヴオンの考えに触発され、暴力的な言葉遣いを避けたいという思いから、この肯定的なタイトルを選んだと説明しています。
この曲のタイトルについて、Helado Negroは、音楽技術で機器接続に使われる「マスターとスレイブ(master and slave)」という用語を「抑圧の絶え間ないリマインダー」として嫌悪し、「Sender Receiver」という言葉で、集合的な音楽創作の世界からその抑圧的な言葉を排除したいという希望を込めています。また、ミュージックビデオは、Robert Beatty、Stillz、そして彼自身が共同制作し、マイアミのビスケーン湾などで撮影されました。これは「どこかでありそうで、特定するのが難しい、ヴォイド(空虚)のような空間」として表現されており、「何か新しいことを始め、広げていくための輝かしい場所」だと述べています。なお、Helado Negroは、11月18日にニューヨーク、12月18日にマイアミで新しいライブを発表しています。
