Hana Stretton – “From”

英国とオーストラリアを拠点に活動するアンビエント・フォーク・アーティストHana Strettonが、ニュー・アルバム『tiarn』のリリースを目前に控え、最新シングル「From」を公開しました。「Stove」や「Salt」といった先行トラックに続いて解禁された本作は、暗い嵐が上空を覆う中で録音されたもので、彼女の愛犬Rooが隣で眠る中、開け放たれた窓から差し込む風や大気の気配と共に捉えられた神秘的な楽曲です。

ギターの演奏にヘアブラシを使用し、シンセサイザーや小型のハープを重ね合わせた本作について、Strettonは「かたくなで棘のある世界の中で心を頑なにする事なく、自らの嵐をいかにやり過ごすか、そして温もりや優しさを求め続けることについて歌っている」と語っています。彼女の姉であるAmelia Landerが監督を務めたミュージックビデオは、深い霧に包まれた幻想的な映像美で楽曲の持つ浮世離れした世界観を見事に表現しています。

90年代の日本の記憶と豪州の自然が響き合う新生アンビエント・フォーク、Hana Strettonが他者との繋がりから紡ぎ出した両A面シングル「Before This」とニューアルバム『tiarn』

オーストラリア出身のアンビエント・フォーク・プロデューサーでありシンガーソングライターのHana Strettonが、2026年8月7日にリリースされるセカンドアルバム『tiarn』から、両A面先行シングル「Before This」をデジタル配信で発表しました。このシングルは「As It Was Before This」と「Seagull Theory II」の2曲で構成されており、これまでの「一人きりで制作を完結させる」という手法から一歩踏み出し、他者と関わりながら音楽を作ることを選択した彼女の新たな試みを示すマイルストーンとなっています。

収録楽曲には、それぞれ独自の美しい背景が存在します。女性の力強さとレジリエンス(しなやかな強さ)の系譜を歌った「As It Was Before This」に対し、「Seagull Theory II」は、限られた環境下でパーカッションの音を再現するためにガレージから木板を持ち込み、5足の靴を履き替えて人々が踊る足音を表現しようとした孤独な試みから始まりました。しかし最終的には、オーストラリアの地域合唱団Forest Creek Folkを始めとする50人以上の歌声が吹き込まれ、他者との繋がりによって豊かな広がりを持つ楽曲へと完成されました。

アルバム『tiarn』は、彼女の家族が生まれ育つ前の1990年代に暮らしていた日本(東京)のホームビデオ映像や、1991年に両親が東京で購入したヴィンテージ・シンセサイザーを用いて制作がスタートしました。映像に映る山々や渓谷の風景に音をダイレクトに乗せるアプローチが取られており、作品全体には日本の風や虫の声、空気感といった環境音が散りばめられています。さらに、オーストラリアの静かな海辺の町での孤独な暮らしの中で紡がれたメロディも融合しています。なお、本作は北米や豪州に加え、イギリスのLima Limoと日本のInpartmaintによる共同企画で、ヨーロッパと日本向けのアナログ盤リリースも決定しています。


クラシックと電子音楽が交錯するエコロジカル・グリーフへの賛歌:Hana Strettonが豪ビーチタウンでセルフプロデュースした最新作『tiarn』を始動

アンビエント・フォークのプロデューサー兼マルチ奏者である Hana Stretton が、ニュー・アルバム『tiarn』のリリースを発表し、新曲「Stove」を先行公開しました。このシングルは、彼女が約4年間に及ぶ孤立した生活を経て作り上げた、新しい世界観を垣間見せる最初の楽曲となっています。

本作は、2023年のデビュー作『Soon』に続くアルバムです。クラシックとエレクトロニックの両方の要素を融合させた楽曲を通じて、Hana Stretton 自身が抱く「他者とのつながり」や「自然」への切実な切望を深く探求しています。

オーストラリアの小さなビーチタウンでセルフコーディングされた『tiarn』は、海の近くでの暮らしやクジラの冬の回遊を観察した経験がベースになっています。環境破壊への哀惜(エコロジカル・グリーフ)をテーマに、彼女の視点から自然との調和が描かれている作品です。