Jude Brothers – “Magpie & Birch”

Gar Hole Recordsより2026年925日にリリースされたニューアルバム『Dogwood Maiden Voyage』に収録され、同日公開された先行シングル「Magpie & Birch」の公式ミュージック・ビデオ。アーカンソーで鍛えられニューメキシコで磨かれたフォーク系シンガーソングライターJude Brothersによる本作は、Robert Kipnessが映像の撮影・編集を手掛け、詩的でどこかノスタルジックな世界観を温かみのある映像美で丁寧に描き出しています。

映像作品は、アーシーなアコースティック・ギターの響きとPatrick McGonigleのバイオリン、Geoff Hendersonのアップライトベースによるノスタルジックな音像に見事に調和しています。自然や生き物のありのままの姿を尊重し包み込むような楽曲のメッセージ性を捉え、Jude Brothers特有のチャーミングで繊細な表現力を美しく切り取った映像作品に仕上がっています。

自宅前で起きた銃撃の記録から描く生々しいアメリカーナ:DIYシーンの異才Brody Priceが、歪んだグルーヴとありのままの脆弱性を注ぎ込んだ待望のニューアルバムを解禁

DIYシーンで根強い支持を得るオルタナ・カントリーの才人Brody Priceが、Gar Hole Recordsより2026年10月9日にニューアルバム『Leaf Miner’s Daughter』をリリースすることを発表しました。前作『Win A Trip To Palm Springs』(2022年)に続く本作は、クラシックなオルタナ・カントリーを骨格としながら、歪んだギターや重厚でスローなグルーヴ、不協和音を巧みに織り交ぜた重厚なアメリカーナ・サウンドを展開。過酷な時期やアルコール依存症の苦悩を乗り越え、断酒13ヶ月を迎えた彼が、ありのままの脆弱さと不屈の精神を注ぎ込んだ感動的なパノラマ作品となっています。

そのアルバムからの先行シングルとして公開された「Breathing Again」は、テキサス州ダラスのオーク・クリフ地区にある自宅のすぐ外で起きた実録的な銃撃事件を描いた、今作の中でも際立って胸を打つ楽曲です。下降していくアコースティック・ギターの旋律が静かな瞬間に忍び寄る悲しみの反復を捉え、南部コミュニティのリアルな情景や貧困の現実を克明に浮き彫りにしています。実際の電話の音声やメディアのクリップ音声を重ねるなど実験的なアプローチも光り、緊迫感とともに強い没入感を生み出しています。

アルバム全体を通して語られる「Things fall apart and then I keep them around(物事は崩壊し、それでも私はそれを手元に残す)」というマントラが示す通り、本作は破壊から改革、そして再生へと向かう許しと和解の旅を描いています。がれきの中に美しさを見出し、生きていくことの心地悪ささえも受け入れながらバラバラになった破片を組み直していくBrody Priceの姿は、聴き手の苦痛にも静かに寄り添い、深い救いと共感をもたらしてくれます。


Brody Price – “Breathing Again”

2026年10月9日にGar Hole Recordsよりリリースされる最新アルバム『Leaf Miner’s Daughter』からの先行シングル「Breathing Again」は、Brody Priceの自宅ドアのすぐ外で発生した凄惨な銃撃事件という実体験を描いた、痛烈で強いメッセージ性を放つ楽曲です。下降していくアコースティック・ギターの旋律が、静かな瞬間に不意に押し寄せる悲しみの反復を繊細に捉えており、テキサス州ダラスのオーク・クリフ地区における日常の空気感や、貧困と隣り合わせにあるコミュニティのリアルな姿を克明に浮き彫りにしています。

あわせて公開されたミュージックビデオはBrody自身とMarleyによって制作され、楽曲の持つ深遠で生々しい世界観を映像として補完しています。崩壊のなかから再生を見出そうとする本作のテーマを象徴するように、視覚と聴覚の双方から聴き手の潜在意識へと深く潜り込み、彼が描く過酷なリアリティとそこから立ち上がろうとする柔らかな希望を印象的に描き出しています。


Chris Acker – “Overdrafted”

ワシントン州出身で、現在はニューオーリンズを拠点にThe Growing Boysと共に活動するシンガーソングライター、Chris Ackerのシングル「Overdrafted」は、現代社会を生きる労働者の厳しい懐事情をリアルかつユーモラスに描いた楽曲です。隔週金曜日の給料日に口座を確認し、完璧に予算を組んだつもりでも、車の保険の自動引き落としや銀行の当座貸越手数料(オーバードラフト・チャージ)によって、一瞬にして残高がマイナスになってしまうという過酷な日常のサイクルが歌われています。

歌詞の中では、32歳にして安価なシングルプライ(1枚重ね)のトイレットペーパーしか買えない現実や、せっかくの外食中にトイレの洗面台でスマホの電卓を叩きながら「20%のチップを払えるかどうか」を必死に計算する姿が、哀愁たっぷりに描写されています。「お金がないと分かっている時ほど、彼らは多くをむしり取っていく」という、不条理な経済システムへの痛烈な風刺をフォーク/カントリーの地平から鳴らした、誰もが共感せずにはいられない人間味あふれる一曲です。


Angela Autumn – “Mountain Stream”

シンガーソングライターのAngela Autumnが、ニューシングル「Mountain Stream」をリリースしました。彼女のセカンドアルバム『Believer』に収録されている本作は、生まれ故郷であるペンシルベニア州西部のアパラチア山脈の自然や、母なる自然(マザー・ネイチャー)への深い賛辞が込められた楽曲です。彼女のトレードマークであるアパラチアのルーツを感じさせる歌声に、軽快で心地よいベースラインと煌びやかなキーボードの音色が融合。オーガニックな演奏とスタジオ録音ならではの豊かなサウンドレイヤーが見事にミックスされた、現代的かつ折衷的なインディー・フォークナンバーに仕上がっています。

あわせて公開されたオフィシャルミュージックビデオは、楽曲が持つ自然の癒やしの力や、内省的な美しさを視覚的にも表現した映像作品です。彼女が楽曲制作のインスピレーションを得るために赴いた大自然の風景や、彼女の心の中に広がる世界観を映し出すかのような瑞々しい映像美が特徴です。アパラチアの伝統的なフォークの枠組みを越えて、実験的でエクレクティックな新境地へと進化を続けるAngela Autumnの魅力がダイレクトに伝わってくる映像となっています。


大自然の暗闇と静寂から紡ぎ出された、美しき音の交配──「アパラチアの薔薇」Angela Autumnが、森やツリーハウスでの潜伏を経て完成させた新境地のアルバム『Believer』と、自然への賛歌を歌う新曲「Mountain Stream」

シンガーソングライターのAngela Autumnがニューシングル「Mountain Stream」をリリースし、あわせて待望のセカンドアルバム『Believer』の全貌が公開されました。ペンシルベニア州西部のアパラチア地方で育ち、「アパラチアの薔薇」とも称される彼女は、山々のストリーム(川)やなだらかな丘陵地帯から受けた時代を超越した影響を、自身の唯一無二の歌声へと注ぎ込んでいます。

本作『Believer』は、伝統的なマウンテン・ミュージックのルーツに留まらず、インディーロック、サイケデリア、ポップ、そしてゴシック・カントリーを融合させた音楽のるつぼのようなアルバムです。彼女は楽曲制作のためにテネシーの森やアシュビル郊外のツリーハウス、さらにはチャタヌーガの倉庫のコンクリートの床で眠るなど、自らを大自然の極端な環境に置くことで、アルバムのインスピレーションを形にしていきました。ナッシュビル拠点のマルチプレイヤー兼プロデューサーのBaerd(Isaiah Beard)と再びタッグを組み、ドラマーのRoss McReynoldsらと共にスタジオで遊び心を交えながら、幾重にも重なる豊かなサウンドレイヤーを構築しています。

そのアルバムを象徴するシングル「Mountain Stream」は、軽快なベースラインと煌びやかなキーボードの音色をフィーチャーし、母なる自然(マザー・ネイチャー)への深い賛辞を捧げたエクレクティックなインディー・フォークナンバーです。自己反省、想像力、そして自然が持つ癒やしの力をテーマに掲げたこの楽曲とアルバムは、大自然のリアリティと人間の脳裏に広がる風景の中間を漂うような、実験的で美しい新境地へと進化した彼女の姿を見事に捉えています。


Brody Price – “Beginnings”

テキサスを拠点に活動するシンガーソングライター、Brody Priceがリリースしたシングル「Beginnings」は、インディー・ロックの疾走感と、テキサスらしいオルタナティヴ・カントリーの哀愁が美しく融合した楽曲です。フォートワースのスタジオ Niles City Sounds でレコーディングされた本作は、ペダル・スチールやフィドルが織りなす伝統的なテキサスの薫りと、エッジの効いたギター・サウンドが同居しています。

歌詞の世界観は、過去のしがらみや人生の閉塞感から抜け出そうとする、ほろ苦くも切実な葛藤を描いています。「もう二度と会えないのなら、どこから始めればいいのか分からない」というリフレインが、どこか荒涼としたノスタルジーを誘う、非常にエモーショナルな一曲に仕上がっています。

Creekbed Carter Hogan – “Burn”

オースティンを拠点に活動するクィア・フォーク・アーティスト、Creekbed Carter Hoganが、新境地を開拓する最新シングル「Burn」を公開しました。本作は、アーカンソーのインディー・レーベルGar Hole Recordsから7月24日にリリース予定の待望のニュー・アルバム『Peasants Revolt』に収録される1曲です。彼らが得意とするトラディショナル・フォークとオルタナティブ・カントリーの素朴な美しさをベースに、聴き手の胸に深く突き刺さる切実なエモーションを内包した仕上がりとなっています。

アルバム『Peasants Revolt』からは、これまでにMary Gauthierのカバー曲「Slip of the Tongue」や「Long Con」、「Cutbank of Cleves」といった先行シングルがリリースされており、今回の「Burn」もその一連の流れを汲む重要なピースです。自身のルーツであるフォーク・ミュージックの伝統を重んじながらも、現代的なクィアの視点や鋭い批評性を織り交ぜた独自のストーリーテリングが展開されており、アルバムの持つ濃厚な世界観を鮮やかに提示しています。


Jude Brothers – “Treat Me Like a Tree & Love Me For My Crookedness”

アーカンソー州フェイエットビルを拠点にするフォークシンガー、Jude Brothersが新シングル「Treat Me Like A Tree & Love Me For My Crookedness」をGar Hole Recordsよりリリースしました。傑作と評された2023年のアルバム『Render Tender / Blunder Sunder』以来の新作となる本作は、過去の弾き語りスタイルとは異なり、アップライトベース(Geoff Henderson)、アコースティックギター(Grady Drugg)、そして自由に奏でられるフィドル(Patrick Mcgonigle)を迎えたバンド編成での録音となっています。

ボーカル面において、Jude Brothersはこれまでの作品よりも低くコントロールされた音域を歌い、抑制の効いたアプローチを見せています。この変化によって、彼らの新たな魅力である美しい緊密なハーモニーが引き立てられています。Gar Hole Recordsの共同創設者であるKurt DeLashmetが年内のアルバムリリースを示唆していたこともあり、今回の新曲は待望のニューアルバムの到来を予感させる一曲となっています。