Dinosaur Jr. – “Blowin’ Up”

Dinosaur Jr.のLou Barlowがリードをとる新曲「Blowin’ Up」は、Pearl Jamを強く彷彿とさせる楽曲です。Eddie VedderがDinosaur Jr.に魅了されるにふさわしい時代を過ごしてきたことや、両者がNeil Youngへのリスペクトを共有している背景を考えれば納得の響きと言えます。これまでもVedderとBarlowのボーカルの類似性は指摘されてきましたが、新作アルバム『There Near』からの先行シングルである「Blowin’ Up」では、その共通点がかつてないほど鮮明に表れています。

先行曲「Several Got Away」に続いて公開された本楽曲は、新作アルバムに収録されるBarlow作の2曲のうちの1つです。フォーク調でありながらミドルテンポのファズ・ロックに仕上がっており、現政権の「死のカルト」を鋭く批判する歌詞が強い印象を残します。曲の締めくくりでBarlowが見せる疲弊と嫌悪に満ちた声と「血と臓物が見たいんだろ/さあ来いよ」というフレーズは強烈で、新たなプロテスト・ソング(抗議歌)の金字塔として刻まれるにふさわしい一曲です。


Dinosaur Jr. – “Several Got Away”

Dinosaur Jr.が8月28日にJagjaguwarからリリースする5年ぶりの通算13作目のアルバム『There Near』より、先行ファーストシングル「Several Got Away」が公開されました。この楽曲は、バンドが結成初期のファーストアルバム制作時に使用していたものと同型の1970年代製アンプ「Mesa Boogie MK1」をJ Mascisが再導入したことで、原点回帰とも言える野性的で骨太なギタートーンを実現しています。長年のファンを一瞬で虜にする、彼らならではのラフでキャッチーなノイズ・ポップサウンドが極限まで引き出された、まさにファン待望の仕上がりとなっています。

あわせて公開されたミュージックビデオは、名曲「Feel the Pain」の系譜を継ぐような、遊び心とユーモアに溢れた作品です。監督を務めたGuy Kozakは、芸術家ヘンリー・ダーガーの絵画(巨大な炎の手から逃げ惑う子供たち)や「空中携挙(ラプチャー)」のイメージから着想を得て、どこか悪ガキの自主制作映画のようなノスタルジックな雰囲気を演出しました。マニアックなVFX(視覚効果)のチープな味わいも含め、広大なフィールドをサイコさながらにカメラで追い回されるメンバーの姿がチャーミングに活写されており、彼らの過去のMV作品とも見事に調和するクレイジーな世界観が表現されています。


ファーストアルバムの衝撃をもう一度――J Mascisが70年代伝説のアンプで仕掛ける、Dinosaur Jr. 5年ぶりの大音量ノイズ・ポップ回帰劇!

Dinosaur Jr.が、Jagjaguwarレーベルから8月28日にリリースされる通算13作目のスタジオアルバム『There Near』の発表を行いました。前作『Sweep It Into Space』以来、実に5年ぶりとなる待望のフルアルバムであり、バンドの歴史的なマイルストーンを受け継ぐクラシックな名盤としての期待が集まっています。

今作のアルバムサウンドにおける最大の鍵は、フロントマンのJ Mascisが導入した1970年代製の「Mesa Boogie MK1」アンプにあります。これは彼らがファーストアルバムを制作した際にエンジニアのChris Dixonの自宅で使用していたものと同型のアンプであり、近年鳴りを潜めていたパワーアップ版Fenderとも評される独特のギタートーンが特徴です。名プロデューサーであるRick Rubinの「ファーストアルバムの音に立ち返れ」というアドバイスを自身に重ねるように、意図して原点の野生味あふれる響きへと回帰しています。

このニューアルバムからの先行ファーストシングルとして公開されたのが、聴き手を瞬時に満足させるノイズ・ポップナンバー「Several Got Away」です。楽曲とともに公開されたミュージックビデオは、名作「Feel the Pain」の系譜を彷彿とさせるユーモアに満ちており、監督のGuy Kozakがヘンリー・ダーガーの絵画や空中携挙のイメージから着想を得て制作しました。広大なフィールドをカメラで追い回されるメンバーの姿を自主制作映画のようなノスタルジックかつチープなVFXで活写した、彼ららしい遊び心が凝縮された仕上がりとなっています。