Dinosaur Jr.のLou Barlowがリードをとる新曲「Blowin’ Up」は、Pearl Jamを強く彷彿とさせる楽曲です。Eddie VedderがDinosaur Jr.に魅了されるにふさわしい時代を過ごしてきたことや、両者がNeil Youngへのリスペクトを共有している背景を考えれば納得の響きと言えます。これまでもVedderとBarlowのボーカルの類似性は指摘されてきましたが、新作アルバム『There Near』からの先行シングルである「Blowin’ Up」では、その共通点がかつてないほど鮮明に表れています。
先行曲「Several Got Away」に続いて公開された本楽曲は、新作アルバムに収録されるBarlow作の2曲のうちの1つです。フォーク調でありながらミドルテンポのファズ・ロックに仕上がっており、現政権の「死のカルト」を鋭く批判する歌詞が強い印象を残します。曲の締めくくりでBarlowが見せる疲弊と嫌悪に満ちた声と「血と臓物が見たいんだろ/さあ来いよ」というフレーズは強烈で、新たなプロテスト・ソング(抗議歌)の金字塔として刻まれるにふさわしい一曲です。
