Boards of Canada – “Introit / Prophecy At 1420 MHz”

スコットランドを代表するエレクトロニック・デュオ、Boards of Canada(BOC)が、2013年の『Tomorrow’s Harvest』以来、実に13年ぶりとなるニューアルバム『Inferno』のリリースを正式に発表しました。先月、ファンに謎のVHSテープが郵送されるというミステリアスなプロモーションで幕を開けた今回のカムバックですが、ついにリードシングルが公開されました。アルバムの冒頭を飾る36秒の導入曲「Introit」に続く「Prophecy At 1420 MHz」は、90年代後半のハイテク・スパイ映画を彷彿とさせる不穏なミドルテンポのグルーヴと、コンピューター音声によるナレーションが特徴的な一曲です。

本作のサウンドは、初期のヒップホップ的なサイケデリアとも、その後の内省的なアンビエントとも異なる新たな質感を備えていますが、10年以上新曲を待ちわびていたファンの渇望を癒やすには十分すぎる仕上がりとなっています。また、過去20年間の象徴的なアルバムジャケットを数多く手掛けてきた伝説的アーティスト、ロバート・ベッティが監督したミュージックビデオも同時公開されました。BOC特有のノスタルジックかつ不気味な世界観が見事に視覚化されており、待望のアルバムへの期待をさらに高めています。


13年の沈黙を破る衝撃の帰還。Boards Of Canadaが最新作『Inferno』で提示する深淵なる儀式とカルトの残像

ミステリアスな電子音楽デュオ、Boards Of Canadaが、待望のニューアルバム『Inferno』を5月29日に長年の拠点であるWarp Recordsからリリースすることを発表しました。今回のカムバックに際し、一部の熱狂的なファンに謎めいた音楽と映像が収められたVHSカセットが届いたほか、SNSでは「Tape 05」と題されたクリップが公開されるなど、彼ららしい不可解な手法で予兆が示されていました。

本作は全18曲で構成されており、そのタイトルはカルト的な信仰体系や儀式のプロセスを想起させます。たとえば「Age of Capricorn」は陰謀論めいたSF映画『カプリコン・1』を、「The Process」はサイエントロジーから派生したかつての宗教団体を暗示しているのではないかと推測されています。これまでの作品でも見られた秘教的なテーマが、今作ではより具体的なコンセプトとして掘り下げられているようです。

現在公開中のプレビュー映像には、彼らが象徴的に用いてきた「六角形」が、ゆっくりと色を変えながら繰り返される様子が映し出されています。熱心なファンの間では既に、数学的な図形やタイトルに隠された真意を巡ってさまざまな考察が飛び交っていますが、その全貌はリリース当日まで厚いベールに包まれています。13年の沈黙を経て放たれる本作は、再び音楽シーンに深い衝撃を与えることになりそうです。

Nevermen – “Treat Em Right” (Boards Of Canada Remix)

2016年、Boards of Canadaは、Tunde Adebimpe、Mike Patton、Adam “Doseone” Druckerが Nevermenとして発表したセルフタイトルのデビュー曲 ‘Mr.Mistake’ をリミックスしました。それから5年以上が経過した今、彼らは再びそれを成し遂げ、Boards of Canadaが Nevermenの “Treat Em Right” のリミックスをリリースしました。

Lex Recordsの説明によると、同レーベルは2018年に初めて Boards of Canadaに Nevermenの新作リミックスについて打診したという。デュオは、「我々には、脇に置かれたまま完成しなかったネヴァーメンのトラックの初期バージョンがある」と言ったらしい。