スコットランドを代表するエレクトロニック・デュオ、Boards of Canada(BOC)が、2013年の『Tomorrow’s Harvest』以来、実に13年ぶりとなるニューアルバム『Inferno』のリリースを正式に発表しました。先月、ファンに謎のVHSテープが郵送されるというミステリアスなプロモーションで幕を開けた今回のカムバックですが、ついにリードシングルが公開されました。アルバムの冒頭を飾る36秒の導入曲「Introit」に続く「Prophecy At 1420 MHz」は、90年代後半のハイテク・スパイ映画を彷彿とさせる不穏なミドルテンポのグルーヴと、コンピューター音声によるナレーションが特徴的な一曲です。
本作のサウンドは、初期のヒップホップ的なサイケデリアとも、その後の内省的なアンビエントとも異なる新たな質感を備えていますが、10年以上新曲を待ちわびていたファンの渇望を癒やすには十分すぎる仕上がりとなっています。また、過去20年間の象徴的なアルバムジャケットを数多く手掛けてきた伝説的アーティスト、ロバート・ベッティが監督したミュージックビデオも同時公開されました。BOC特有のノスタルジックかつ不気味な世界観が見事に視覚化されており、待望のアルバムへの期待をさらに高めています。


