Baauer – “Calling Out For U”

トラップ・ミュージックやベース・ミュージックの先駆者として世界を揺るがし続けるプロデューサー、Baauerが放つシングル「Calling Out For U」は、彼の持ち味である圧倒的な重低音と、エモーショナルなハイパーポップ・レイヴのエッセンスが火花を散らす鮮烈なエレクトロニック・トラックです。ダンスフロアを力強く揺らす強烈なビートの核には、タイトルの通り「あなたを呼び求めている」かのような切実で中毒性の高いボーカルサンプリングが絶妙にブレンドされており、レイヴの狂騒感の中にどこか切なさと焦燥感を漂わせる、彼特有の爆発的なスタジアム級のサウンドスケープを展開しています。

本作は、これまでにLuckyMeやXL Recordingsといった名門レーベルから先鋭的なベース・ミュージックを世に送り出してきたBaauerが、現代のダンス・ミュージックのトレンドを鮮やかに越境してみせた一曲です。複雑にチョップされたボーカルアレンジと、高揚感を極限まで高めていくシンセのビルドアップ、そしてバウンシーでありながらもダークな破壊力を秘めたドロップへの展開は圧巻。ただのダンス・アンセムに留まらず、聴き手をカオスな興奮へと引きずり込む、ジャンルレスでアグレッシブなクラブ・チューンに仕上がっています。


Danny Brown – “Lift You Up” (Baauer Remix)

Danny Brownの楽曲「Lift You Up (Baauer Remix)」は、デトロイト出身のラッパーである彼が持つパンク精神と、トラップ界の奇才Baauerの攻撃的なサウンドが見事に融合したリミックス・シングルです。オリジナル版の持つ荒々しいエネルギーを活かしつつ、Baauer特有の重厚なベースと予測不能なエレクトロニック・ビートが加えられており、ダンスフロアを揺らす爆発力を備えています。ダニー・ブラウンの唯一無二なハイピッチ・ボイスと、カオスでありながら緻密に構成されたプロダクションが真っ向からぶつかり合う、非常にスリリングな一曲に仕上がっています。

このシングルは、ヒップホップとベース・ミュージックの境界線を大胆に破壊する、両アーティストの実験的な姿勢を象徴しています。単なるクラブ向けのトラックに留まらず、アヴァンギャルドな芸術性と破壊衝動が共存しており、リスナーを圧倒するような緊張感が全編に漂っています。ジャンルをクロスオーバーしたこのコラボレーションは、ダニー・ブラウンの持つ異端児としての魅力を現代のエレクトロニック・シーンの文脈でさらに研ぎ澄ませ、他に類を見ない強烈なインパクトを残しています。


「Harlem Shake」の熱狂から13年、Baauerが辿り着いたダンスミュージックへの純愛。ロンドンの記憶と2000年代ブログハウスへの情熱が交錯する、キャリア史上最も私的な最新作

「Harlem Shake」の世界的ヒットで知られるBaauerことHarrison Bauer Rodriguesが、前作から6年ぶり、通算3作目となるスタジオアルバム『U』を6月12日にLuckyMeからリリースします。本作は、彼が10代を過ごしたロンドンのダンスミュージック・シーンや、2000年代中盤のブログハウス・ムーブメントへの情熱に捧げられた、キャリア史上最もパーソナルな作品です。

Hudson Mohawkeがエグゼクティブ・プロデューサーを務める本作は、全16曲がシームレスに続く構成で、まるで「失われたRadio 1のEssential Mix」を聴いているかのような没入感を再現しています。制作の過程では、Twitchでのライブストリーミング・セッションがクリエイティブな突破口になったと明かされており、ディスコ・ハウスからボルチモア・ブレイクス、エレクトロ・クラッシュまで、多様なクラブ・ミュージックの断片がBaauer独自のオタク的かつ先鋭的な感性で編み上げられています。

アルバムにはAluna、KUČKA、Brazy、Betsyといった豪華ヴォーカリストが参加し、さらにParisiやEli Teplin(Justin Bieber、Charli XCX)らが制作をサポートしています。社会現象を巻き起こしたブレイクから13年、完璧なサンプルを追い求める初期衝動と、長年築き上げてきたスタジオ・ワークの粋が結実した本作は、ダンスミュージックへの純粋な愛と記憶を祝うエモーショナルな金字塔と言える一作です。


Baauer – “Can I Say”

“Can I Say” は、往年のフィルターハウスからインスパイアされたリズムと遊び心溢れる構成で、Mr.Oizoの独特なスタイルを思い起こさせます。元々は彼の人気Twitchストリームで考案されたこのファン垂涎のトラックが、ついに日の目を見ることに。

Baauer – “Nothing’s Ever Real” (feat. Betsy)

“Nothing’s Ever Real” は、ウェールズ出身の高名なシンガー、Betsyをヴォーカルにフィーチャーした爽快なピアノ・ハウス・トラック。フェスティバルの紙吹雪が舞う瞬間や、ダンスフロアで友達とハグするのにぴったりな、夏にぴったりのヒット曲だ。

「この曲は、サンプルを多用した多幸感溢れるダンス・ミュージック・プロジェクトの第一弾。この曲を作っている間、私はラップトップを持って部屋の中を踊りまわり、何度も落としそうになった。ベッツィーのヴォーカルと一緒に仕事をするのは本当に楽しい。”知っているようで知らない、古いクラシック・レコードのようなサウンドだ」

Baauer – “DDOKBOKKI” (feat. Omega Sapien)

ブルックリンはグリーンポイントを拠点にするプロデューサー Harry Rodrigues によるマッシヴ・ビーツ、トラップ、エレクトロニック・プロジェクト Baauer が、韓国のプロデューサー、ラッパー Omega Sapien をフィーチャーしたシングル “DDOKBOKKI” を、LuckyMe からリリース。