シンシナティ発インディーポップ Artificial Go、新作『Musical Chairs』発表!先行シングルは犬種比較ソング

シンシナティ出身のインディーポップバンドArtificial Go。しかしそのサウンドは、ドイツ語を話そうとするイギリス人、あるいはスコットランド語を話そうとするスウェーデン人のようだ。彼らの音楽は、DIY精神が息づいていた80年代の特定の時代、ポストパンクからトゥイーポップが生まれ始めた頃を彷彿とさせる。バンドリーダーのAngie Willcuttは、スクロンクと煌めきが同時に押し寄せるサウンドに乗せて、宣言的なチャーピングのような歌声を響かせる。それは、挑発的とも言えるほどにコミカルなアンダーグラウンドミュージックであり、実に楽しい。

昨年、デビューアルバム『Hopscotch Fever』をリリースしたArtificial Goが、早くも新作を発表した。来月には、より大きく、より明るいサウンドを約束するニューアルバム『Musical Chairs』をリリースする。本日、トリオは先行シングル「Circles」を公開。Angie Willcuttが自身を様々な犬種に例える、とても楽しい楽曲だ。「チワワみたいにブーツの中で震えてる」という彼女の歌い方が特に素晴らしい。かなりローファイな録音だが、シロフォンの音色や、The DrinとSorry EricのEric Dietrichによるゲスト参加のサックスなど、小さな遊び心のある仕掛けが随所に散りばめられている。以下で「Circles」と『Musical Chairs』のトラックリストをチェックしよう。