ブルックリンを拠点に活動するノイズロック・バンド Couch Slut のメンバーとして、極限まで激しく重厚で凶暴なサウンドを鳴らしてきた Amy Rose Mills が、ソロ名義では初となるニューアルバム『I Think We’ve Met Before』を今夏リリースすることを発表しました。Adult Human Females のメンバーとしても知られる彼女ですが、本作ではこれまでのパブリックイメージを覆すような、より内省的で柔らかい側面(a softer iteration)を提示した、ファンにとっても新鮮な驚きをもたらす作品となっています。
アルバムの発表と同時に解禁された先行リードシングル「A Little Treat」は、静謐な闇をまとった繊細なアコースティック・バラードでありながら、突如としてノイズが爆発するダイナミックな展開が強烈な印象を残すナンバーです。数々のインディー名作に関わるマルチ奏者 More Eaze が美しいストリングス(バイオリン)のアレンジメントで参加しており、静寂と不穏なノイズがスリリングに交錯する至高の音響空間を作り上げています。さらにアルバムには、Theo Nobel や Anya Good といった多彩なゲスト陣も名を連ねています。
Amy Rose Mills のコメントによると、この曲はもともと「脳をリセットするために、真夜中にちょっとした飲み物やスナック(A Little Treat)を買いに店へと走る」という、日常のささやかで遊び心のある行動から書き始められました。制作過程において彼女が納得のいく形へと進化させるまでに最も長い時間を費やした楽曲ですが、最終的にはアルバムの中でも特にお気に入りの1曲になったと語っています。激しさを削ぎ落としたからこそ際立つ彼女のメロディセンスと、日常の断片に宿るダークな抒情詩が美しく結晶化した珠玉の一曲です。
