アイルランド・ダブリン出身のLisa CannyとNiamh Hinchyによるデュオ Absolute Lilt が、名門レーベル Heavenly Recordings との契約を発表し、あわせて同レーベルからのファースト・トラック「P Stands For Paddy」をリリースしました。この楽曲は、7月31日にデジタル配信される全7曲収録のデビューEP『Criostal』からの先行シングルとなります。彼女たちはアイルランドの伝統音楽を奏でるオール女性コレクティブ「BIIRD」のメンバーとしても活動しており、その実力は折り紙付きです。
彼女たちの音楽の核となっているのは、アイルランドで最も古い歌唱伝統の一つである「リルティング(言葉の代わりに意味のない音節をリズミカルに歌う伝統技法)」です。「P Stands For Paddy」では、二人の卓越した歌声を重ね合わせることで、この古き良き伝統を真にモダンなサウンドへと昇華。バレアリックな開放感と、深く紛れもないアイリッシュな情緒が交錯する、渦巻くようなサイケデリックで催眠的なトラックに仕上がっています。
リリースと同時に公開されたミュージックビデオは、Olivia McLaughlinが監督を務め、コメディアンのMike RiceやシンガーのKate Nashらが出名。アイルランドの人気コメディ『花神父(Father Ted)』に登場するコンテストをモチーフに、田舎風でキッチュな架空のイケメンコンテスト「The Fairest Man(最も美しい男)」を描いています。デュオ自身が「リルティングの本質であるアイルランド風のナンセンスを表現した」と語る通り、世間の男性に対する評価の目線をユーモラスに反転させた、不条理で風刺の効いた映像作品となっています。
