@ – “Punish My Mind”

インディー・フォーク/エレクトロニック・デュオの@が、最新アルバム『Autosmile』からの第2弾シングルとなる「Punish My Mind」をリリースし、メンバーのStone Flipczak自身が監督を務めたミュージックビデオを公開しました。アルバムのタイトル曲に続いて解禁された本作は、バンドの楽曲の中でも特に初期に録音されたものであり、彼らならではの個性的で自由度の高いサウンド・アプローチが光る楽曲に仕上がっています。

楽曲は「自己拷問について歌ったチルな曲」と自身が説明するように、豊かな管楽器のセクションと層をなすヴォーカル・ハーモニー、そしてカオスな音像の中にサルの凶暴な叫び声を織り交ぜた独特の世界観を持っています。シュールで遊び心に満ちた映像演出のミュージックビデオと共に、相反する要素が絶妙なバランスで共存する彼ららしいユーモアと美学を感じさせる作品です。


Dry Cleaning – “I Have The Key”, “Grass”

イギリスのポストパンク・バンド Dry Cleaning が、アルバム『Secret Love』のデラックス拡張版『Secret Love (Expanded Edition)』をリリースしました。本作には、プロデューサーの Cate Le Bon とのセッション中にレコーディングされたもののオリジナル盤には未収録だった新曲「Grass」、「I Have the Key」、そして先行シングルとしてリリースされた「Sliced by a Fingernail」の3曲が追加収録されています。メンバーの Lewis Maynard が「アルバムの最終トラックリストを決めるのは難しいが、収録漏れした曲がのちに陽の目を見て、より注目を集めることもある。今回はセッションの中でも特にお気に入りの楽曲たちを収録できた」と語る通り、バンドにとって初のデラックス版となる特別なリリースです。

本作は音源だけでなく、ヴィジュアル面でも豪華なコラボレーションが実現しています。アートワークにはアーティストの Erica Eyres による新たなデザインが採用されたほか、ロンドンの「Mandrake Hotel」で撮影された映像作品も公開。クリエイティブ・コレクティブの BULLYACHE がアルバムの全楽曲に振り付けを担当した、アーティスティックなビジュアライザーが用意されています。新曲を含む作品全体に新たな視覚的レイヤーが加わることで、Dry Cleaning 独自のシュールで文学的な世界観が、より立体的かつ魅力的に表現されたパッケージとなっています。

Julia Jacklin feat. The Maes – “I Wish”

Julia Jacklinが放つニューシングル「I Wish」は、彼女のニューアルバム『The Gem』からの最新プレビュー曲であり、オーストラリアのフォーク・デュオであるThe Maesをフィーチャーした極上のナンバーです。Jacklin特有の内省的で胸を打つソングライティングに、The Maesによる瑞々しく、幾重にも重なる豊かなハーモニー(lushly harmonied)が加わることで、楽曲全体に温かみと深い奥行きをもたらしています。

サウンド面では、彼女の持ち味であるシンプルながらもエモーショナルなインディー・フォーク調のアンサンブルに、息をのむほど美しいコーラスワークが溶け合い、どこか祈りにも似たノスタルジーを醸し出しています。失意や切ない願いを優しく包み込むようなオーガニックな響きは、間もなくリリースされるアルバム『The Gem』が持つ、より成熟した温かく美しい世界観を雄弁に予感させる仕上がりとなっています。


名門4ADから放たれる新世代サイケデリック・フォークの旗手「@」が、悪魔学を背景に謎めいた破局を描く7分間の壮大なリードシングル「Autosmile」とともに待望のニューアルバムを発表

フィラデルフィアを拠点とするマルチ奏者・ソングライターのVictoria RoseとStone Filipczakによるアート・フォーク・ユニット、@(アット)が、4AD移籍後初となるフルアルバム『Autosmile』のリリースを発表し、同時にそのリードシングルであるタイトル曲「Autosmile」を公開しました。2023年のデビュー作『Mind Palace Music』などで新世代サイケデリック・フォークの旗手として絶賛された彼らにとって、今回のシングルは約7分間におよぶ壮大な重要作。悪魔学(デーモノロジー)への問いかけを通して謎めいた破局を描き出す、極めて独創的でアート性の高いナンバーに仕上がっています。

全11曲で構成されるアルバム『Autosmile』は、それぞれが独立して作業した後に互いの楽曲を完成させるという彼ら特有のソングライティング・プロセスを経て制作されました。ささやかな機材を用いて主に自宅で録音(ホームレコーディング)され、親しい友人たちによるチェロ、バイオリン、ドラムの演奏で豊かに彩られた本作は、ローファイな手法を驚くほど瑞々しく没入感のあるサウンドへと変貌させています。アルバムの聴きどころには、タイトル曲のほか、ノスタルジックな「I Know You Are (But What Am I Thinking)」や、複雑なアレンジが光る「Punish My Mind」などが挙げられ、変化や喪失、自己反省といったテーマを深く探求しています。

本作は、忘れがたいフォークの質感、プログレッシブな装飾、インディー・ポップのフック、そして映画のような美しさの間を軽々と移動しながら、美しさと痛み、ユーモアと重大さといった「対比」を鮮烈に描き出しています。不確実な現代において好奇心や繋がり、変容の可能性を提示する、彼らの最も成熟した最高峰のパートナーシップを示す作品です。なお、アルバムのリリースに合わせて北アメリカ、イギリス、ヨーロッパを巡るツアーも予定されており、レーベルメイトであるYHWH NailgunやThis is Loreleiとの共演ステージも含まれています。

@ – “Autosmile”

フィラデルフィアを拠点とするVictoria RoseとStone Filipczakによるアート・フォーク・ユニット、@(アット)が、名門レーベル4ADと契約後初となるフルアルバム『Autosmile』のリリースを発表し、そのリードシングルであるタイトル曲「Autosmile」を公開しました。絶賛されたデビュー作『Mind Palace Music』や続くEPに続く本作は、約7分間におよぶ壮大なトラック。悪魔学(デーモノロジー)への問いかけを通じて謎めいた破局を描き出すという、サイケデリック・フォークの伝統を現代アートの形態へと再構築した独創的なナンバーとなっています。

楽曲のリリースに合わせて公開されたクリエイティブやビデオは、彼らの自宅録音に親しい友人たちのストリングスなどを加えた、ローファイでありながら瑞々しく没入感のある世界観を鮮烈に視覚化しています。美しさと痛み、ユーモアと重大さといった相反する要素を巧みに調和させたこのシングルは、アルバムの発売に伴い北アメリカ、イギリス、ヨーロッパを巡るツアー(レーベルメイトのYHWH NailgunやThis is Loreleiとの共演を含む)の幕開けにふさわしい、@の最も進化したパートナーシップを示す重要な映像・音楽作品として注目を集めています。

Julia Jacklinが名門4ADから放つ最新作『The Gem』――孤独だった過去の自分を支えた思い出のパブに帰り、キャッチーな新曲とともに紡いだ「愛と自由」の物語

Julia Jacklinの4枚目のスタジオアルバム『The Gem』が9月25日に4ADから世界同時リリースされます。本作はRobert Muinosとの共同プロデュースのもと、彼女の地元であるメルボルンで全編レコーディングされました。アルバムの底流には「愛したい、でも自由でありたい」という彼女の人生の普遍的なテーマが流れており、先行シングルとしてキャッチーな楽曲『Get Away From Me (I Think I’ll Love You Soon)』が発表されています。

アルバムタイトルの由来であり、制作の舞台となったのは、Julia Jacklinが2017年にシドニーからメルボルンへ移住した際に見つけた「The Gem」という小さなパブです。レーベル契約が切れ、マネージャーを探していた彼女は、このパブの2階にあるスタジオ「Rat Shack」に気心の知れたミュージシャン仲間を集めました。近隣への配慮による夜間録音の禁止や、階下のバンド音、周囲の足音といった「音漏れ」という制限を楽しみながら、かつてないほどアットホームな環境で制作は進められました。

過去の作品のように2週間で一気に仕上げることはできず、納得のいく形になるまで約1年間の試行錯誤を要した本作の制作を、彼女は「暗闇の中での発掘作業(digging)のようだった」と振り返ります。自分の直感を信じ、本来の自分へと戻る旅路のようなプロセスを経て完成した最終日には、バンドメンバー全員で彼女の好きな宝石(オパール)をモチーフにしたお揃いのタトゥーをパブのバーテンダーに彫ってもらい、特別な絆を記念に刻みました。


Julia Jacklin – Get Away From Me (I Think I’ll Love You Soon)

アルバム『The Gem』からの第一弾先行シングルとして発表された『Get Away From Me (I Think I’ll Love You Soon)』は、耳に残るキャッチーさと、ジャングリー(軽快で煌びやか)なギターサウンドが心地よい中毒性抜群のイヤーワーム(脳内ループ)ソングです。アルバムの発表と同時にミュージックビデオも公開されており、新作への期待を大いに高める仕上がりとなっています。

このシングルは、アルバム全体の根底にある「愛したい、でも自由でありたい」という、彼女が人生で直面してきた普遍的な葛藤や緊張感をみずみずしく体現した楽曲です。約1年間に及ぶ暗闇の中での試行錯誤と、お馴染みのパブの上階で気心の知れた仲間たちと育んだアットホームな熱量が、この瑞々しいポップソングの端々からもしっかりと息づいています。


YHWH Nailgunがわずか11分に凝縮した剥き出しの狂気──名門4ADから放たれる、既存のアルバムの定義を破壊する超短尺ノイズロックの衝撃

ニューヨークを拠点に活動するエクスペリメンタル・ノイズロック・バンド、YHWH Nailgunが、名門レーベル4ADとの電撃契約を発表し、あわせてニューアルバム『Magazine』を6月11日(木)にリリースすることを明かしました。昨年リリースしたデビューアルバム『45 Pounds』でアンダーグラウンド・ロック界の大きな注目を集めた彼らですが、今回の4AD移籍第一弾となる作品は、ファンにとっても予想外のスピードと独自のフォームでのリリースとなります。

本作『Magazine』は全10曲が収録されていますが、その総演奏時間はわずか11分という極めてコンパクトな構成になっています。これはトニー・モリーナやゲートクリーパーといった、超短尺の作品で強烈なインパクトを残す「ショート・プレイヤーの雄」たちを彷彿とさせるスタイルです。前作『45 Pounds』の21分と比べてもさらに半分近くまで削ぎ落とされており、まさに「アルバム」という定義を拡張するかのような、ソリッドで濃密な作品となることが予感されます。

アルバムのアナウンスに先立ち、数週間前にニューヨークで開催された「C2C Festival」にサプライズ出演した彼らは、未発表曲のみで構成された11分間のセットを披露していました。巷の噂では、前作のサウンドの要であった「ロートタム(ドラム)」をそのステージではあえて排除していたとされており、アルバムでも大幅なサウンドのモデルチェンジが予想されます。現時点で先行シングルの解禁はありませんが、来週のリリースに向けて、彼らが4ADという新たな地で鳴らす新境地に大きな期待が寄せられています。

Dry Cleaning – “Sliced by a Fingernail”

サウス・ロンドンを拠点とするポストパンク・バンド Dry Cleaning が、ニューシングル「Sliced by a Fingernail」をリリースしました。本作は、体が長い犬を描いたキム・ジュヨンの絵本『Welcome to My Life』から着想を得ており、フロントパーソンの Florence Shaw によれば、過度な注目を浴びることで「切り刻まれる」ような感覚に陥った者が、巨大な花の蕾の中や夜の群衆に紛れて匿名性を切望する姿が描かれています。開かずに茶色く変色していくシャクヤクの蕾の緊迫感など、独特な比喩が散りばめられた一曲です。

楽曲と共に、パフォーマンス・デュオの BULLYACHE が手掛けたヴィジュアライザーも公開されました。映像内では、地下室の洗濯機の上でダンサーが頭を回転させるなど、歌詞にある「ヘッドスピン」を文字通りかつ不穏に表現したパフォーマンスが展開されています。Dry Cleaning らしいシュールなユーモアと、Jooyoung Kimのイラストレーションから引用された「注目に対する居心地の悪さ」というテーマが重なり合い、バンドのさらなる芸術的深化を感じさせる作品となっています。


結成20周年、バイラルな瞬間を超えた真実の姿:Future Islands が贈る記念碑的コレクション

Future Islandsは、結成20周年を記念するニューアルバム『From a Hole in the Floor to a Fountain of Youth』のリリースを発表し、先行シングルとして「Sail」と「Find Love」を公開しました。本作は、2006年の始動から2024年の第7作『People Who Aren’t There Anymore』に至るまでの軌跡を辿る2枚組LPで、ストリーミング未解禁の楽曲を半分以上含む、レア曲や別バージョン、ファン垂涎のトラックで構成された特別なコレクションとなっています。

このプロジェクトは単なるベスト盤ではなく、バンドの成長と真の姿を再定義する試みです。ベーシストの William Cashion が選曲とタイトルを手掛け、「床の穴(日常)」から「若さの泉(夢が現実となる魔法)」へと向かう旅路を20周年にちなんだ20曲で表現しました。情熱的なシンセ・ポップの旗手として、バイラルな瞬間を超えた深いニュアンスと感情的な耐久力を備えた彼らの歩みが、この20曲を通じて鮮やかに描き出されています。

ノースカロライナ州で産声を上げた彼らが、カルト的な人気を経てジャンルのヒーローへと進化した歴史は、まさにテネシー・ウィリアムズの言葉にある「二つの場所を隔てる最も長い距離」としての時間を象徴しています。初期の衝動的な輝きから、より雄大で持続的な美しさへと深化を遂げた現在に至るまで、彼らの根底にあるロマンチックな核心は揺らぐことがありません。本作は、その普遍的な魅力を新たな色彩で塗り替える、記念碑的な作品となるでしょう。


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