キャラ先行なイメージがどうしても強いこのバンド。本人達も分かっていて成り切っていると思いますが、更に思い切ってきたというか、開き直っています。完全に古い時代の音楽を纏い演じている。
人通りの多い駅前でセールスするお姉さんがいた。何の商材を扱っているか分からなかったが、既にお姉さんの前を通り過ぎている通行人に向かって身振りをしながらセールス口調で、しぶとく声を掛けていた。通行人は完全無視で何も聞いていないのに、沢山の人がいる中で1人変な声を出している。あんなの並大抵の人には出来ないよ、ハートの強さに驚くばかり。
お姉さんに比べたら仲間もいるし、心強いでしょう。今回彼等がこのようなアプローチを取った理由のひとつに、演奏力のアップがあるでしょう。巧くなってきたので色んな欲が沸いてきたのかな、だけど全体的にはコピー音楽的な感じは否め無い。ちょっとバカっぽいところが面白かったにね。だけど最後の方で変な展開やぶっ飛んだ曲が出て来て独自な世界があるので、そこに期待しましょう。
